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〔デング熱〕


概要病気症状原因診断
治療予後合併症情報書籍
 

この疾患の概要です

 〔デング熱〕は、四類感染症の疾患であり、フラビウイルス属のデング熱ウイルスにより発症する感染症です。

 〔デング熱〕は、ウイルスを保有しているネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊に吸血されることで感染します。

 媒介するヒトスジシマカは日中に活動し、夜間は刺しません。この病気はときに〔デンゲ熱〕と呼ばれることもあります。


 〔デング熱〕は、一過性の熱性疾患であり、アジアや太平洋諸島など熱帯亜熱帯地域に広く分布しています。

 〔デング熱〕の潜伏期間は4~7日で、突然、38~40度C程度の発熱が起こって発症し激しい頭痛、眼窩痛、筋肉痛、関節痛などの症状を伴いながら5~7日間持続します。

 食欲不振や腹痛、便秘などの症状を伴うこともあります。

 発症後3~4日すると胸部から風疹と同じような小さな紅斑の発疹ができ、四肢や顔面へと広がってゆきます。

 この症状が3~7日ほど継続し、やがて消失します。発熱期の最後や解熱後に、軽い皮下出血が足腿部、腋下、手のひらみられます。

 〔デング熱〕の患者の一部で、発熱2~7日後、口、目、鼻などの粘膜から大量に出血する〔デング出血熱〕を発症することがあり、この場合には重篤な致死的状態になることがあります。

 〔デング熱〕は、流行地域では毎年1億人の患者が発生しています。

 日本でも第二次世界大戦中に戦地から持ち帰られたウイルスによる大流行があり20万人に発病したことがありますが、最近では海外で感染して帰国後発病する人が毎年数十名発症する程度です。

 尚、この病気は英語では、〔Dengue Fever〕と呼ばれています。


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