|
〔サル痘〕 |
|
〔サル痘〕は四類感染症の疾患で、ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属に属するサル痘ウイルスを病原体とする人獣共通感染症です。 |
ヒトが感染すると急性発疹性疾患として、発熱や発痘などの天然痘と同様な症状を呈します。ヒトからヒトへの感染も起こります。 人間でのサル痘の潜伏期間は7~21日(平均12日)で、発症すると発疹、発熱、発汗、頭痛、悪寒、咽頭通、リンパ節腫脹などの症状が現れます。 その後、感染した局所を主体に発痘し、水泡、膿疱がみられ、やがてかさぶた(痂皮)へと進行します。 |
重症例では、全身に発痘して臨床的には天然痘との区別はできなくなります。 |