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〔つつが虫病〕 |
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〔つつが虫病〕は、四類感染症の疾患で、ツツガムシリケッチアの感染によって引き起こされる人獣共通感染症の病気です。 |
ツツガムシは、卵から孵化した直後の幼虫だけが、ネズミやヒトなどの温血動物の皮膚に吸着して組織液や崩壊組織などを摂取します。 吸着を受けた温血動物はこの吸着時にツツガムシリケッチアに感染します。 多くの場合、患者は汚染地域の草むらなどで有毒ダニの幼虫に吸着されて感染します。吸着時間は1~2日で、感染には6時間以上掛かります。 〔つつが虫病〕には〔古典型つつが虫病〕と〔新型つつが虫病〕という二つの種類があり、症状は〔日本紅斑熱〕との症状に酷似しています。 ダニの幼虫の活動時期との関係で感染する時期は季節と関係します。 |
〔つつが虫病〕の潜伏期間は、ダニの吸着後5~14日で、初期にはインフルエンザ様の症状で発症します。 |