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〔黄熱〕

概要病気症状原因診断
治療予後合併症情報書籍
 
この疾患の概要です

 〔黄熱〕は、〔黄熱病〕〔黒吐病〕とも呼ばれる病気で、四類感染症に指定された感染症です。

 病原体はフラビウイルス属の黄熱ウイルスで、ウイルスの宿主はヒトとサルです。

 黄熱病は、蚊(ネッタイシマカなど)によって媒介され、脊椎動物ではヒトとサルが感染します。通常はヒトからヒトへの直接感染はありません。



 感染サイクルには、宿主であるサルと蚊の間で感染が維持される「森林型サイクル」と、ヒトとネッタイシマカとの間で感染が形成される「都市型サイクル」とがあります。

 〔黄熱〕の潜伏期間は3~6日ですが、症状として、軽症で済む〔軽症黄熱〕と、重症化する〔重症黄熱〕とがあります。

 〔軽症黄熱〕は、突然の発熱、頭痛、背部痛、虚脱、悪心、嘔吐、結膜充血、蛋白尿で発症します。多くは、発病後3~4日で後遺症を残すこともなく軽快します。

 〔重症黄熱〕では、緩解後わずか数時間~2日後に再燃し、発熱、腎障害、肝障害、鼻血や歯茎からの出血、黒色嘔吐、下血、子宮出血、黄疸などの症状が現れ、死に至ることもあります。


 〔黄熱病〕は熱帯アフリカや中南米などの地域で流行し猛威をふるっていますが、アジアでの流行はありません。

 〔黄熱病〕や〔梅毒〕などの研究で有名な日本の細菌学者であり、ノーベル生理学・医学賞の候補に三度もノミネートされた野口英世は、〔黄熱〕の研究中に、自らも罹患しアフリカ・ガーナのアクラにて51歳で死去しました。

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