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〔E型肝炎〕 |
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〔E型肝炎〕は、〔ウイルス性肝炎〕のひとつで、E型肝炎ウイルス(HEV)との接触により感染するウイルス疾患で、人畜共通感染症です。 |
多くの場合の感染経路は、汚染された飲料水などを介しての経口感染であり、大規模な流行を起こすこともあります。 〔E型肝炎〕は、従来は発展途上国に流行する感染症とみられてきましたが、近年の発症例から、先進諸国でも発症していて、土着型ウイルスが存在するとも考えられています。 E型感染の潜伏期間は、2~9週間で、15~40歳代の成人に最も多くみられます。 小児にも感染はしますが、症状が出ないことが多いです。 また、感染は一過性でありキャリア化することはなく、感染してもほとんどの場合に自然消滅・自然治癒します。 しかし、免疫が終生成立するかどうかは不明で再度感染するかも知れません。 |
〔E型肝炎〕の〔急性肝炎〕を発症した場合には、〔A型肝炎〕と同様な症状を呈し、顕在的に発症する〔急性肝炎〕の症状は、黄疸が出たり食欲不振、悪心、腹痛、腹部膨満感、吐き気、嘔吐、発熱などです。 |