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〔回帰熱〕 |
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〔回帰熱〕は、四類感染症に指定された疾患で、スピロヘータの一種ボレリアを病原体とする感染症です。 |
〔回帰熱〕の潜伏期は4~18日で、発症すると、高熱を出して数日にわたって種々の症状を呈する「発熱期」を迎えます。 その後、突然、解熱し「無熱期」を迎えます。7~10日すると再度「発熱期」をぶり返し、数日でまた解熱します。 通常、〔シラミ媒介性回帰熱〕の場合には発熱発作は2回ですが、〔ダニ媒介性回帰熱〕では、発熱発作は数回~十数回も繰り返されます。 適切な治療を行わない場合の致命率は数%~30%と高くなります。日本では、ここ数十年、患者の発生はありません。 |
回帰熱の症状を下の表で示します。
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