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〔チクングニア熱〕 |
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〔チクングニヤ熱〕は、チクングニヤウイルスの感染により引き起こされる感染症で、通常は非致死性の発疹性熱性の伝染病であり、〔チクングニア熱〕とも呼ばれます。 |
このウイルスはヒトにも感染し、ヒト→蚊→ヒトのような感染環を形成しますが、人間から人間への直接的感染は起こりません。 〔チクングニヤ熱〕の潜伏期間は、4~7日です。潜伏期を経過しても不顕性で終わる可能性が高いとされています。 〔チクングニヤ熱〕が発症した場合の三大主徴は、発熱、関節炎、発疹です。 発症すると39度C以上の発熱と斑状丘疹が現れ、関節が激しく痛みます。発熱と関節痛は必発ですが、発疹がでるのは8割ほどの患者です。 関節痛は四肢に対象性に現れますが、発生状況は 手首・足首・指趾>膝>肘>肩の順 であり、関節の炎症や腫脹を伴うこともあります。 更に、副次的な症状として、頭痛や結膜炎、羞明(激しい眩しさ)、不眠、全身疲労などの症状も現れます。 |
本来、「チクングニヤ」という言葉は、マコンデ族の言葉で「かがんで歩く」という意味であり、痛みに苦しむ患者の様子を表しています。 |