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〔流行性耳下腺炎〕

 〔流行性耳下腺炎〕は、通称〔おたふく風邪〕とも呼ばれる病気で、感染症法の五類感染症に指定された疾患です。

 また、学校保健安全法上の「学校感染症」に指定されており、感染時は出席停止などの処置が執られます。

 おたふく風邪の原因は、パラミクソウイルス科のムンプスウイルスの感染によって起こり、通常、幼児・小児・児童が罹り耳下腺の腫れ、顔面の腫れを起こします。


 感染原因となるムンプスウイルスは、患者の唾液の飛沫感染や接触により感染します。このため、患者の家族や保育園、幼稚園、小学校など、子供が密接に集団生活をする場で感染、流行することが多い病気です。

 顔面の腫れは発症後2日目に最もひどくなり、3~4日でピークを過ぎ徐々に消失して熱も下がります。基本的に症状は軽くなることが多く、発症後1~2週間で軽快します。


流行性耳下腺炎はどんな病気ですか? ◆〔流行性耳下腺炎」とは、一体どんな病気なのかの説明です。
流行性耳下腺炎は
どんな病気ですか?

 流行性耳下腺炎は、俗称では、おたふくかぜとも呼ばれる病気です。これは、感染症法の五類感染症に指定された疾患であり、パラミクソウイルス科の「ムンプスウイルス」の感染によって起こる病気です。

 この病気は主に2~12歳の幼児・小児・児童が罹り耳下腺の腫れを起こしますが、これより上の年齢層の人が感染すると、睾丸や中枢神経系、膵臓、前立腺、胸等、他の器官に症状が及ぶこともあります。

 原因病原体のムンプスウイルスは、患者の唾液の飛沫感染や接触により感染します。このため、患者の家族や保育園、幼稚園、小学校などの子供が密接に集団生活をする場で感染することが多い病気です。


流行性耳下腺炎はどんな症状ですか? ◆〔流行性耳下腺炎」の症状の説明です。
流行性耳下腺炎の症状

 流行性耳下腺炎(Mumps)の潜伏期間は、通常2~3週間で、平均的には18日前後です。ムンプスウイルスの感染力は比較的弱く、感染しても何も症状が出ない不顕性感染となる場合が30~40%あります。

 症状がでる場合には、感染し2~3週間の潜伏期を経て、38~39度Cくらいの発熱で発症します。唾液腺・耳下腺の腫れ、顔面の疼痛・圧痛、頭痛、咽頭痛、嚥下痛を伴います。耳下腺は大抵の場合、左右両側とも腫れますが、片側だけのこともあります。

 顔面の腫れは発症後2日目に最もひどくなり、3~4日すると徐々に消失していき、その頃には熱も下がってきます。症状は基本的には軽症のことが多く、発症後1~2週間で軽快します。

流行性耳下腺炎の症状
耳下腺の腫れ

 耳たぶから耳の前の顎の線に沿って、耳下腺が腫れます。人によっては片側だけしか腫れないこともありますが、通常は片側から始まり、1~2日すると両側が腫れてきます。

 腫れは痛みがありますが、特に赤くなることはなく、2~3日目にピークとなり、1~2週間でゆっくり消失します。

唾液腺の腫れ

 約50%の人では、顎下腺や顎の下、顎と首の間にある舌下腺などの唾液腺が腫れます。耳下腺の腫れ同様、痛みを伴います。

発熱

 約80%の人では38~39度C程度の発熱があります。発熱は中程度であり発熱期間も通常は1~3日ほどですが、合併症があると3~5日続くこともあります。発熱に伴い頭痛や腹痛が起こることもあります。

食欲低下

 耳下腺が腫れて痛いため、食べ物が飲み込みにくい嚥下障害の症状が出て食欲不振になることがあります。

合併症

 最も多い合併症は、髄膜炎です。その他、思春期以降の男性の約20~30%では、睾丸炎、精巣炎、陰嚢腫脹などの症状が出るとされ、7%の女性では卵巣炎を合併するといわれます。

 その他、極めて稀な合併症として、2万人に1例程度に難聴の合併が起こるとされます。



流行性耳下腺炎の原因は何ですか? ◆〔流行性耳下腺炎」の原因や発症の仕組みの説明です。
流行性耳下腺炎の原因

 流行性耳下腺炎は、パラミクソウイルス科の「ムンプスウイルス」の感染によって起こるウイルス性の病気です。この病気の潜伏期間は通常12日~14日ほどです。

 ムンブスウイルスは、2~12歳くらいの子供に対して、飛沫感染や接触感染により感染し広がります。


流行性耳下腺炎の診断はどうなりますか? ◆〔流行性耳下腺炎」の検査方法や診断方法の説明です。
流行性耳下腺炎の診断

 流行性耳下腺炎の診断は、唾液腺の腫脹があるかどうかで診断されます。

 パラインフルエンザウイルス、コクサッキーウイルスなどによる感染でも類似の耳下腺炎症状を呈するので、症状が何度も出現するようなら、流行性耳下腺炎ではなく、これらの感染症の可能性があります。


流行性耳下腺炎治療はどうやりますか? ◆〔流行性耳下腺炎」の治療方法の説明です。
流行性耳下腺炎の治療

 腫れのある首などの部位を冷やしたり、暖めたりすることで症状が軽減されることが多いが、流行性耳下腺炎の特異的な治療法というものはありません。

 また、発熱による脱水症状を緩和するために、こまめな水分の摂取が必要です。

 日本では、流行性耳下腺炎の予防接種として「おたふくかぜワクチン」があり、一歳以上の子供への任意接種となっています。自治体によっては公費で助成されていることもあります。