基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


 
体の病気体の病気全般心臓・血管脳・神経呼吸器消化器内分泌・代謝腎臓・泌尿器骨・関節・筋肉血液・造血器皮膚目
耳鼻歯・口腔アレルギー膠原病感染症中毒がん女性の病気男性の病気子供の病気生活習慣病


体の病気

 

信号様式GIFアニメ アマゾン 信号様式GIFアニメ

 

〔身体の病気〕

◇感染症の病気◇

五類感染症

(流行性角結膜炎)


 〔流行性角結膜炎〕は、感染症法の五類感染症に指定された疾患であり、主にD群のアデノウイルスにより引き起こされる急性の角結膜炎です。

 原因病原体は、主にD群アデノウイルスの中の血清型が8型・19型・37型のウイルスです。稀にはB群アデノウイルスの中の血清型11型、E群の4型も原因となります。

 これらのアデノウイルスは伝染力が強く、この病気は俗称〔はやり目〕とも呼ばれ、しばしば学校などで伝染し流行します。


 流行性角結膜炎は、この病気の患者との手を介した接触によって感染します。家庭内や職場、学校、病院など濃密に人が接触する場所が感染場所となります。患者が接触したティッシュやタオル、洗面具などに触れることで容易に感染します。

 流行性角結膜炎の潜伏期間は約1~2週間です。この潜伏期間を経て、急性ろ胞性結膜炎から発症します。結膜の浮腫や充血、眼瞼の浮腫が起こり、激しい涙やめやにの症状がでます。耳前のリンパ節の腫れと圧痛も来たします。


 強い感染力のために感染は両眼に及ぶことが多いですが、症状は最初に症状が出た眼の方に強くでます。角膜にまで炎症が及ぶと、び慢性表層角膜症となり、異物感や痛みを伴います。

 また、新生児や乳幼児では角膜面に儀膜ができ、偽膜性結膜炎を起こし、細菌の混合感染による角膜穿孔を起こす危険性もあります。儀膜は結膜面上にできる灰白色の膜で、透明度が低下し混濁します。


 通常は、発病後2~3週間で治癒します。流行性角結膜炎の発症年齢は、1~5歳を中心とする幼児に多いですが、成人も含む全ての年齢層で発症します。年度により、D群の8型、19型、37型の血清型が流行します。

 尚、流行性角結膜炎は、略号および英語では、〔EKC:Epidemic Kerato Conjunctivitis〕と呼ばれます。

流行性角結膜炎の症状
結膜炎

 充血し、涙目、瞼の腫れなどの症状がでます。また、目が開かないほど目やにが出たり、一時的に視力の低下も来たすことがあります。症状が重くなると、リンパ節が腫れて触ると痛みを伴うようになります。

 結膜炎の症状は、片眼から発症し、4~5日後にもう一方の目にも発症することが多いです。症状が治まるまでに約2~3週間かかります。

角膜炎

 透明な角膜に点状の小さな混濁が生じ、眼に痛みを感じ、眩しく感じたり、眼が霞んだりします。場合によっては、視力障害を感じることもあります。

 黒目の表面がすり剥ける角膜びらんとなり、目にゴロゴロした異物感を感じたり、眼痛がひどくなります。症状が数か月~数年に及ぶことさえもあります。