基本分野選択:HOME健康・医療館 現在:PC版スマホ版へ移動 今日の運勢館おすすめカラオケ愛唱館
sentofu体の病気心の病気医療技術医薬品健康増進栄養成分健康食品全身美容保険介護健康用語nullサイト情報


 
体の病気体の病気全般心臓・血管脳・神経呼吸器消化器内分泌・代謝腎臓・泌尿器骨・関節・筋肉血液・造血器皮膚目
耳鼻歯・口腔アレルギー膠原病感染症中毒がん女性の病気男性の病気子供の病気生活習慣病


体の病気

 

信号様式GIFアニメ アマゾン 信号様式GIFアニメ

 

〔身体の病気〕

◇感染症の病気◇

五類感染症

(尖圭コンジローマ)


 〔尖圭コンジローマ〕は、感染症法の五類感染症に指定された疾患で、〔尖圭コンジローム〕と呼ばれることもある性感染症の病気であり、生殖器とその周辺に発症します。

 この疾患の原因病原体は、ヒトパピローマウイルス(HPV:ヒト乳頭腫ウイルス)です。

 HPVには90種類ほどのウイルス型があるのですが、主にこの病気を引き起こすのはHPV6型とHPV11型の二つです。


 尖圭コンジローマの主な感染経路は性的接触などの性的接触です。他にも母子感染があり得ますが、帝王切開により出産すれば新生児への感染を防ぐことができます。まれにサウナや公衆浴場などからも感染することがあるとされます。

 尖圭コンジローマの潜伏期間は人により3週間~8か月と広い幅をもっています。潜伏期を過ぎると、性器部分や肛門付近などの陰部に先端が尖ったイボを形成して発症します。

 イボは、良性で時期がくれば自然治癒しますが、表面が刺々しく角ばり尖った隆起性病変で淡紅色ないし褐色をしています。イボの形状は人により様々で、ニワトリのとさかのようであったり、乳頭状であったりします。カリフラワー状と表現されることもあります。


 初期には、激しい痛みや痒みはなく、自覚症状にも乏しいですが、外陰部腫瘤の触知、違和感、帯下の増量、掻痒感、疼痛などの初発症状で分かります。

 この病気に感染しても多くは無症状のままで約1年ほどで自己免疫が確立し自然治癒すると考えられていますが、その場合でも性的接触などの相手に感染させる危険性はあります。


 発症する場合、イボの好発部位は、男性では陰茎の亀頭部、冠状溝、包皮内外板、陰嚢で、女性では膣、膣前庭、大小陰唇、子宮口によく発症します。女性では子宮頸部、膣内にも発生することがあります。男女ともに、肛門とその周辺部、尿道口にもできることがありますが、全身にイボができることはありません。20~30%は3か月以内に自然消滅して治癒します。

 一旦治療しても、陰部を中心にした他の部位への接触転移が多く再発を繰り返すことが多い病気です。

 尖圭コンジローマは、性的接触やその類似行為で感染するので、性活動が活発な年代に多く発症します。日本での人口10万人当たりの発症数は30人程度とされていますが、他の性感染症と同様に増加傾向があります。特に女性での感染が増えています。

 尚、尖圭コンジローマは英語では、〔Condylomata Acuminata〕と呼びます。