「プエラリア・ミリフィカ」という芋の一種は、タイで「ガウクルア(クワーオクルア)」と呼ばれている植物で、原生箇所はタイとミャンマーの国境付近の原生林にあります。この植物の根は食用とされ、茎は衣服、紙、縄、日用雑貨(籠・小物類)等に使われてきました。
かつて仏塔の下部から発見されてビルマ語の古文書が翻訳された際、そこの記述されていた内容が現代人の注目を浴びることとなりました。そこには、「高齢の女性がガウクルア(プエラリア・ミリフィカ)を食すことでいつまでも美しさと健康を保つことができる」との記述があったのです。
1998年10月に、タイ最高学府のチュラロンコン大学自然科学部のウィチャイ・チャーチワサー準教授が、ガウクルアには「女性に豊胸効果がある」と発表したことで、広く世界に知られることとなりました。
1999念1月、タイ国政府は、ガウクルアを保護植物に指定し、原料としての国外へ輸出を禁止しました。現状では、タイ国内で商品化したものだけが輸出されています。
尚、兵庫県の和田山町特産物市場組合が神戸大学と協力して、プエラリアミリフィカを日本国内で栽培し、学術的な研究を行っているとの情報があります。
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