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〔E型肝炎〕

 〔E型肝炎〕は、〔ウイルス性肝炎〕のひとつで、E型肝炎ウイルス(HEV)との接触により感染するウイルス疾患で、人畜共通感染症です。

 日本では「四類感染症」に分類されています。

 E型肝炎は、感染すると「急性肝炎」、ときには「劇症肝炎」として発症しますが、慢性化することはない、ウイルス性肝炎です。


 多くの場合の感染経路は、汚染された飲料水などを介しての経口感染であり、大規模な流行を起こすこともあります。

 E型肝炎は、従来は発展途上国に流行する感染症とみられてきましたが、近年の発症例から、先進諸国でも発症していて、土着型ウイルスが存在するとも考えられています。


 E型感染の潜伏期間は、2~9週間で、15~40歳代の成人に最も多くみられます。小児にも感染はしますが、症状が出ないことが多いです。

 また、感染は一過性でありキャリア化することはなく、感染してもほとんどの場合に自然消滅・自然治癒します。しかし、免疫が終生成立するかどうかは不明で再度感染するかも知れません。


 E型肝炎の急性肝炎を発症した場合には、A型肝炎と同様な症状を呈し、顕在的に発症する急性肝炎の症状は、黄疸が出たり食欲不振、悪心、腹痛、腹部膨満感、吐き気、嘔吐、発熱などです。これらの症状が褐色尿を伴いながら急激に出現し2週間ほど続いた後、発症から1か月後には自然完治します。

 急性肝炎の発症中の数週間は、患者の労働や家事、食事の摂取などの能力は著しく低下します。また、稀に劇症肝炎となります。特に、妊婦の場合には劇症化する率が高いとされます。

 E型肝炎の致死率は1~2%で、A型肝炎の10倍程度の高さがあり、妊婦では実に20%に達することがあります。日本での献血者における感染頻度は1万分の1程度です。

 尚、E型肝炎は英語では、〔Hepatitis E〕といい、E型肝炎ウイルスは「HEV:Hepatitis E Virus」と呼ばれます。