〔芳香療法:アロマテラピー〕
古来より人間は、花や木など植物に由来する香りが心身の健康や美容を増進させる効果があることを発見し利用してきました。 |
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また、英語では「アロマセラピー」とか「アロマテラピー」と呼んでいます。 天然ハーブなどの植物から抽出して精製した、よい香り成分を「精油(エッセンシャルオイル)」といい、アロマテラピーを簡単にいえば、この精油の芳香成分を用いて、ストレスの多い現代人の心身をリラックスさせたり、癒したり、不快な心身症状を緩和させたりして、人の心を癒し元気づける療法のことです。落ち込んだあなたの気分を癒し、明日への備えをしてくれるアロマテラピーを楽しむのも時には必要ですね。 日常生活でも、私たちは、紅茶にスライスしたレモンを入れ、その湯気の香りを楽しみます。お香やフレグランス・キャンドルを焚いて生活に自然の香りを取り入れ、心身をリラックスさせたりします。また、野山に出かければ森林浴を楽しんだりしますが、これらは植物のもつ豊かな香り成分を吸い込むと心身が癒されるからに他なりません。 このアロマテラピーには原料から抽出される精油により色々な種類があります。ストレスを軽減させたり、落ち込んだ気分を癒してくれたりと、本来の自然治癒力を高めて心身の健康維持や美容に効果があるとされています。 一般に植物から抽出される精油には、数十から数百もの芳香成分が含まれていて、それぞれの芳香成分には、その成分に独特な薬理作用が認められます。それぞれの芳香成分、およびその含有量は植物の種類によって異なるのですが、それらをうまく組み合わせることで、いろいろな心身症状に効果のある使い方ができるのです。 アロマテラピーを楽しむにはいくつかの方法があります。心身をリラックスさせる効果のある精油の香りを鼻から取り込んで心身のバランスを整える方法や、お風呂などに精油成分を溶かし込み、体に直接吸収させたり、マッサージして皮膚から直接吸収させたりする方法などです。精油はいろいろな果物やバラなどの花などから抽出されたもので、香りだけでなく肌にも優しく化粧水などにブレンドされることもあります。 アロマテラピーの更に詳しい知識については、このコーナーの他のページで詳しくご説明していますので、お楽しみください。 |