手浴 ハンドバス
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手浴(ハンドバス)は、風邪などで体調が悪く全身浴は無理なとき、お風呂に入る時間が取れないとき、家事などで体が疲れたとき、勉強やパソコンなどの細かい仕事で心が疲れたときなど、リフレッシュして集中力を取り戻したり、体調を回復したいときなどに、アロマテラピーの効果を簡単に得るための方法です。
先ず、洗面器にちょっと熱め、42度Cくらいのお湯をたっぷりと注ぎます。お気に入りの精油を2~3滴垂らして、よくかき混ぜます。洗面器から立ち上ってくる湯気と精油の香りに浸りながら、15分間くらい両手を手首まで浸して温めます。両手が温まってきたら、両手をよく揉みほぐすとより効果的にリラックスできます。
精油はお湯には溶けないので、滴下する量が多すぎたり、かき混ぜ方が不十分だと、原液状態の精油が手についてしまうことが起こります。製油の原液はとても強力なので、お肌の弱い方は、皮膚にヒリヒリと刺激がでたり、赤くなったりすることがあります。精油の量とかき混ぜかたには十分に注意してアロマテラピーを楽しみましょう。
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ひじ浴
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ひじ浴も手浴の場合と同じように、体調不調のとき、家事などでちょっと体が疲れたとき、仕事や勉強などで心に疲れが溜まったときなど、アロマテラピーでリフレッシュし活力を取り戻したいときに便利な方法です。
洗面器に42度Cくらいの熱めのお湯をたっぷり注ぎます。お気に入りの精油を2~3滴垂らして、よくかき混ぜます。洗面器から立ち上ってくる湯気と精油の香りに浸りながら、片ひじを浸して温めます。必然的に顔が洗面器の上にくるので、顔にもたっぷりの湯気と精油の香りを浴びることになります。片ひじを5~10分ほど浸したら、ほう一方のひじを5~10分間くらい浸けます。こうしてのんびりとリラックスしていると、肩こりや首のこり、二の腕の疲れや冷えなどの症状が改善されてきます。
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足湯
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このところ、全国各地の温泉場などで「足湯」が人気の的になっています。温かい温泉湯の入った大きな足浴場に、多くの人が並んで座っている光景は見るだけでも楽しくなります。温泉での足湯では、精油は滴下してないのでアロマテラピーではないのですが、このような足湯は、服を着たまま手軽にできること、全身の血行がよくなること、心臓などへの負担も無いことなどの特徴があります。そして、足を暖めることで全身のリラックス効果があるのです。
ちょっと横道に入ってしまいましたが、精油を使ったアロマテラピーの足湯なら、体調が弱っていて、全身浴では体力の消耗が心配な人にも安心です。洗面器に42度Cくらいの熱めのお湯を張り、お気に入りの精油を2~3滴垂らして、よくかき混ぜます。この中に、両足をくるぶしが浸かるくらいまで浸けて5~10分間、両足を暖めます。お湯がさめてきたら差し湯をします。
しばらく足を暖めていると、全身の血行も良くなり、全身にかすかに汗がにじむようになります。足湯に浸かると、自律神経の安定化、体内の老廃物代謝が促進され、不純物も排出され、弱った体調も回復します。
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半身浴
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もともと、半身浴とはお風呂の入り方の一つです。湯船に38~40度Cくらいの比較的低い温度のお湯を張り、半身だけ浸かりながらお湯を楽しみます。このとき、体は全身ではなく、おへそとみぞおちの中間くらいまで浸かるようにします。このとき、上半身が冷えてしまう可能性もあるので、肩から乾いたタオルをかけるようにすると安心です。
半身浴に浸かる際に、湯船に精油を3~5滴垂らして、入浴を楽しむのがアロマテラピーの半身浴となります。精油の入った、ちょっとぬる目のお湯に30分くらい半身だけ浸かると、心臓に負担をかけることもなく、全身が温まり、じんわりと汗がでてきます。半身浴では、心がリラックスし体が温まってシェイプアップできます。
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全身浴
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通常のご家庭でのお風呂や、温泉でのお風呂に入るとき、心身が健康な状態なら肩までつかる全身浴が一般的な入浴法です。肩まで浸かると、高い温熱効果が働き、気持ちいいだけでなく、筋肉や関節の緊張をリラックスさせ、心身のストレスも解消します。
心身をもっと積極的にリラックスさせたい場合には、アロマテラピーの精油を使った全身浴が効果があります。40~42度Cくらいの熱めのお湯に精油を3~5滴垂らします。肩まで全身をお湯の中にいれて15分くらい入浴すると、全身に汗をかきながら気分もスッキリとリフレッシュします。
全身浴では、水圧が掛かるために、体はリンパ液や血液を上半身に戻そうと循環系の機能が活発になるというよい面があります。しかし、心臓や体にはそれだけ多くの負担がかかります。このため、体調の悪いときや、何かの疾患のある人には向きません。このように、健康上からすれば、全身浴より半身浴の方が優れているといわれますが、お風呂に入った満足感からすれば、全身浴の方に軍配が上がります。
気分がいいからといって全身浴を利用するときは、あまり長湯してのぼせると危険なので、短時間で一旦湯船から出て、また入るというやり方を繰り替えす方法が最適です。この方法を「分割浴」と呼びます。
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