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〔精油の種類と効能

 

 一つの精油には数百もの香り成分が含まれ、それぞれの成分は私たちの心身に何らかの好ましい作用をもたらしてくれます。

 それぞれの香りの成分は、単独でも、あるいは相乗的にも作用し、強壮、沈静、殺菌などさまざまな作用を発揮するのです。

 精油の示す効能には次の表のようなものがあります。


 また、いろいろな精油が持つ主な作用も「精油ガイド」として別の表に示します。

精油の示す効能
身体への作用 強壮作用
強心作用
健胃作用
解熱作用
血圧降下作用
血行促進作用
抗ウイルス作用
抗けいれん作用
殺菌消毒作用
消化促進作用
鎮痛作用
子宮強壮作用
利尿作用
通経作用

心臓を刺激し強く元気にする。
体の機能や能力をアップする。
胃のいろいろな不調を緩和する。
熱を下げる。
血圧を低く抑える。
血液の流れを改善する。
ウイルスの活動を抑制する。
けいれんを抑える。
殺菌の増殖をおさえ殺す。
消化を助ける。
痛みを和らげる
子宮の働きを強くする。
尿の量を増やす
生理を規則的に促す。

心への作用 抗うつ作用
催眠作用
頭脳明晰化作用
鎮静作用

憂うつな気分を明るく高揚させる。
眠気を誘う。
頭脳を刺激し明晰にする。
興奮を鎮める。


精油の種類と効能 ◆数ある精油の種類の中から代表的な種類とその効能をご説明します。
イランイラン

 イランイランはエキゾチック系の精油を代表する精油の一つです。濃厚で官能的な甘くエキゾチックでフローラルな香りの精油です。セクシャルな気分を高めてくれる催淫作用が有名です。

イランイラン系の精油とその効能
学名・科名  Cananga odorata・パンレイシ科
香りの系統  エキゾチック系
体への作用  包み込むような甘い香りで呼吸が深くなり血圧が安定します。過呼吸や貧脈、高血圧の症状によく使われます。

 【適応】貧脈・高血圧・ホルモンバランスの乱れ・不感症・生理不順・肉体疲労
心への作用  高ぶった心を落ち着かせ、ゆったりした気分にしてくれます。幸せな感情で満たしてくれる効果があります。

 【適応】ストレス・怒り・不安・パニック症状・ショック症状・催淫作用
美容への作用  皮脂の分泌をバランスよく整える働きがあります。乾燥肌にも脂性肌の方にもスキンケアに効果があります。

 【適応】乾燥肌・脂性肌・くすみ・抜け毛・髪のダメージ・虫刺され
注意事項  香りが強すぎると、人によっては吐き気がすることもあるので、初めてのときは容量を控えめにします。多少、肌への刺激もあるので敏感肌の方には向かないこともあります。

クラリセージ

 クラリセージはかすかにマスカットに似た甘い香りのする多年草です。この精油はナツメのように香ばしく芳醇な香りがします。

クラリセージ系の精油とその効能
学名・科名  Salvia sclarea ・ シソ科
香りの系統  ハーブ系
体への作用  ホルモンバランスの調整に効果があります。鎮痛効果が高いので痛みのあるときにしようすると痛みの軽減ができます。

 【適応】筋肉痛・不感症・生理痛・生理不順・更年期障害・消化不良・頭痛
心への作用  脳内物質の分泌を促し、心のバランスを整えます。神経が高ぶっているときや落ち込んでいるときに使用します。

 【適応】緊張・精神疲労・ストレス・落ち込み・イライラ・不安
美容への作用  皮脂の分泌を抑える働きがあり、皮脂の分泌によるさまざまな症状に効果があります。

 【適応】乾燥肌・脂性肌・ニキビ・抜け毛・フケ・髪の成長
注意事項  飲酒時はアルコールの回りが速くなり悪よいするので使用しない方がいいです。

グレープフルーツ

 食用のグレープフルーツから製造される精油で、みずみずしい柑橘系のさわやかな香りがします。体内の脂肪を燃焼させる効果もあるので、気になる体の部位を集中的にマッサージすればダイエット効果も期待できます。

グレープフルーツ系の精油とその効能
学名・科名  Citrus paradisi ・ ミカン科
香りの系統  柑橘系
体への作用  肝臓と胆嚢を刺激し脂肪分の分解に役立つ胆汁の分泌を促します。脂っこい食事の後におすすめです。

 【適応】肝臓疾患・胆嚢疾患・風邪の諸症状・利尿作用・食欲不振・夏バテ・脚の疲れ
心への作用  落ち込んだ気持ちを明るくする香りです。気分が滅入って寝付けないときに安眠を誘ってくれます。

 【適応】ストレス・不眠症・自律神経失調症・イライラ・落ち込み・緊張・不安
美容への作用  リンパの流れを活発にし基礎代謝を高め脂肪の燃焼効率を高めます。ダイエットしたい人におすすめです。

 【適応】ダイエット・むくみ・セルライト・抜け毛・髪の傷み・脂性肌
注意事項  光感受性が高いので、肌に使用した場合に日光に当たると肌に炎症がでたりします。開封後は早めに使い切る必要があります。

サイプレス

 軽くてスパイシーな桧を思わせる香りがリフレッシュ効果をもたらします。ほのかに甘くキリッとしたやや強いウッディーの香りです。

サイプレス系の精油とその効能
学名・科名  Cupressus sempervirens ・ ヒノキ科
香りの系統  樹木系
体への作用  滞ったリンパの流れを改善し、ホルモンバランスを整える働きがあります。女性特有の生理痛や更年期障害の悩みに効果があります。

 【適応】生理痛・生理不順・PMS(月経前症候群)・肉体疲労・関節の炎症・肩こり・冷え性・しもやけ・脚の疲れ
心への作用  強い鎮静効果により気持ちをゆったりと落ち着かせてくれます。興奮を鎮めたいときや緊張する場面で使用すると効果があります。

 【適応】緊張緩和
美容への作用  汗を抑える効果があり、体臭をやわらげます。夏場の使用がおすすめです。

 【適応】デオドラント・足の臭い・脂性肌・くすみ・ニキビ・静脈瘤・むくみ・セルライト・ダイエット
注意事項  高血圧の方の使用はおすすめできません。

サンダルウッド

 東洋では「白檀」と呼ばれる樹木でエキゾチックで甘い香りが珍重される精油です。

サンダルウッド系の精油とその効能
学名・科名  Santalum album ・ ビャクダン科
香りの系統  エキゾチック系
体への作用  風邪で喉に痛みがあるとき、咳がとまらないときに効き目が緩やかに現れ、炎症を和らげてくれます。

 【適応】喉の痛み・咳・気管支炎・膀胱炎・胸やけ・下痢・生理不順・PMS(月経前症候群)・不感症・肩こり
心への作用  男性の汗に似たフェロモンのような物質が含まれていて、女性が惹かれます。

 【適応】催淫作用・緊張・不安・ストレス・集中不良
美容への作用  殺菌消毒作用が強く、いろいろな肌のトラブルに効果があります。

 【適応】ニキビ・乾燥肌・肌の老化・かみそりまけ・シワ・たるみ
注意事項  うつ状態や低血圧の方は気分が一層滅入るので使用しないでください。衣服に付着すると香りが抜けないので注意しましょう。

ジュニパー

 松やにに似たシャープな木の香り、スッキリとキレのあるウッディー系の香りの精油です。

ジュニパー系の精油とその効能
学名・科名  Juniperus communis ・ ヒノキ科
香りの系統  樹木系
体への作用  利尿作用が強く老廃物を捨て去るので、膀胱炎や尿道炎など泌尿器科系の炎症に効果があります。

 【適応】膀胱炎・尿道炎・肩こり・生理不順・生理痛・PMS(月経前症候群)・冷え性・肌の疲れ・肉体疲労
心への作用  内向的な感情を抑え心を落ち着かせてくれる香りです。試験など集中したいとき効果があります。

 【適応】不安・緊張・ストレス・集中できない・パニック症状・落ち込み・精神疲労
美容への作用  消毒作用が肌を清潔に保ちます。ニキビなどの炎症や湿疹に使うと効果があります。

 【適応】ニキビ・湿疹・脂性肌・皮膚炎・抜け毛・ダイエット・セルライト・むくみ
注意事項  長期使用で腎臓に刺激がでるので、腎臓疾患のある方は使用しないでください。

ゼラニウム

 ゼラニウムは葉にびっしりと毛が生えた多年生の低木で、この木からの精油はバラによく似た、上品ですがすがしい香りがします。

ゼラニウム系の精油とその効能
学名・科名  Pelargonium graveolens ・ フウロソウ科
香りの系統  フローラル系
体への作用  ホルモン分泌の活性化を促し、婦人科系の諸症状を軽くする効果があります。

 【適応】PMS(月経前症候群)・生理痛・生理不順・更年期障害・冷え性・肉体疲労・肩こり・脚の疲れ
心への作用  ストレスによる緊張を和らげ気持ちを落ち着かせてくれます。落ち込んでいるときにおすすめです。

 【適応】緊張・ストレス・落ち込み・不安・うつ症状
美容への作用  皮脂のバランスを整える作用があります。脂性肌を中心に肌のトラブルに効果があります。

 【適応】脂性肌・乾燥肌・シワ・たるみ・赤ら顔・くすみ・ニキビ・セルライト・むくみ・ダイエット
注意事項  強力な精油なのでアトピー性の方や敏感肌の方は利用をひかえた方がいいでしょう。

ティートリー

 ティートリーはサイプレスに似た低木で、生命力の高い木です。この精油はツーンと染みとおるフレッシュで、医薬品に近い清潔感あふれる香りが特徴です。

ティートリー系の精油とその効能
学名・科名  Melaleuca alternifolia ・ フトモモ科
香りの系統  樹木系
体への作用  免疫力が強く細菌やウイルスの感染力を弱めます。風邪のひきはじめなどに使用するといいでしょう。

 【適応】風邪の予防・免疫力低下・膀胱炎・膣炎・気管支炎・花粉症・鼻づまり・疲れ目・やけど・水虫・切り傷
心への作用  気分がリフレッシュするのでショックを受けたときに使用すると沈んだ気持ちが明るく元気になります。

 【適応】ショック症状・不安・落ち込み・ストレス
美容への作用  殺菌効果が高いので顔面のニキビなどが炎症を起こしたときに用いると効果があります。

 【適応】ニキビ・フケ・足の臭い・イボ・デオドラント
注意事項  皮膚の薄い部分に使用すると刺激を感じる場合があります。長期間の使用はアレルギーを引き起こすこともあります。

ネロリ

 日本ではダイダイと呼ばれる常緑樹ネロリから作られる精油です。フローラル系と柑橘系の魅力を併せ持つ優雅な香りが特徴です。

ネロリ系の精油とその効能
学名・科名  Citrus aurantium ・ ミカン科
香りの系統  フローラル系
体への作用  腸の調子が過敏になりすぎるのを調整してくれますので、お腹をこわしやすい人におすすめです。

 【適応】過敏性腸症候群・腹痛・生理痛・PMS(月経前症候群)・更年期障害・頭痛・神経痛
心への作用  脳内物質セロトニンの分泌を促し、興奮や不快感などで高ぶった心を鎮める作用があります。豊かなリラクゼーション効果があります。

 【適応】ストレス・興奮・緊張・落ち込み・不安・不感症・うつ症状・催淫作用
美容への作用  肌の再生サイクルを早める皮膚細胞の成長を促す作用があり、衰え始めた肌を気にする方におすすめです。

 【適応】皮膚細胞の成長促進・肌の老化防止・乾燥肌・敏感肌・肌の引き締め・赤ら顔・シワ
注意事項  鎮静効果が高いので集中力を必要とする作業などの直前には使用を控えた方がいいです。

フランキンセンス

 日本では乳香と呼ばれる低木から得られる精油です。レモンのような爽やかさを隠れ持つ豊かな気の香りがします。爽やかでクリーンな香りは、ちょっと樟脳の香りを思い浮かばせます。

フランキンセンス系の精油とその効能
学名・科名  Boswellia carterii ・ カンラン科
香りの系統  樹脂系
体への作用  咳が止まらないときや痰が切れないなど呼吸器系の悩みに効果があります。

 【適応】喘息・咳・痰・風邪・膀胱炎・生理痛・消化不良
心への作用  呼吸を整え心を落ち着かせる作用があります。引越しや転勤などで環境変化があって緊張気味のときなどにおすすめです。

 【適応】不安・緊張・パニック症状・興奮・ストレス・イライラ
美容への作用  抗酸化作用にすぐれ小じわや乾燥を防ぎ肌に潤いを与えます。若返りの精油といえるほどです。

 【適応】肌の老化・乾燥肌・脂性肌・シミ・シワ・赤ら顔・ささいな傷
注意事項  呼吸がスローダウンしますので、一日の終わりの時間帯に使用するのがおすすめです。一日の行動が始まる朝のご使用はおすすめできません。


ベルガモット

 ベルガモットは樹高2~3メートルの洋梨に似た木で、この実から作られるのがベルガモット精油です。甘くてフルーティでマイルドな香りがあります。

ベルガモット系の精油とその効能
学名・科名  Citrus bergamia ・ ミカン科
香りの系統  柑橘系
体への作用  殺菌作用が強く、体のさまざまな部分の感染症に有効です。特に泌尿器系の感染症にすぐれた効果があります。

 【適応】膀胱炎・膣炎・口内炎・かゆみ・消化不良・食欲不振・頭痛・疲れ目
心への作用  気分を高揚させる作用があるので、落ち込んでいるときやうつ状態のときに効果のある精油です。

 【適応】落ち込み・ストレス・緊張・怒り・イライラ・不安
美容への作用  消毒効果が高く肌を清潔に保ち、痛んだ肌を理想の肌に戻す効果があります。

 【適応】ニキビ・脂性肌・乾燥肌・かみそり負け・虫刺され
注意事項  刺激があるので長時間、多量の使用はしないでください。光毒性があるので肌につけた直後には絶対に日に当たらないでください。

マージョラム

 マージョラムは産毛に覆われた小さな花をつける多年草です。ピザやトマトソースのスパイスとしてイタリア料理には欠かせないマージョラムですが、この花からとれる精油は、木の温かみを感じさせる個性的な香りを持ちます。

マージョラム系の精油とその効能
学名・科名  Origanum majorana ・ シソ科
香りの系統  ハーブ系
体への作用  血管が拡張され体を温める作用があり、手足の先まで血液を十分に流れるようにする作用があります。冷え性やしもやけなどに効果的です。

 【適応】冷え性・しもやけ・筋肉痛・関節炎・肉体疲労・高血圧・消化不良・風邪・生理痛・生理不順・肩こり
心への作用  神経系を沈静する働きがあり心を落ち着かせてくれます。また、孤独感や悲しみを癒してくれます。

 【適応】興奮・不安・緊張・ストレス・イライラ・集中できない・不眠症
美容への作用  皮膚に対して優しく穏やかに働きかける精油です。皮膚にトラブルがあるときでも使用できます。

 【適応】ニキビ・血色の悪い肌・くすみ・打ち身・むくみ
注意事項  沈静効果が強く量が多いと眠気を招くことがあります。車の運転前には控えましょう。

マンダリン

 マンダリンは厚く光沢のある葉をもつ小さな常緑樹です。マンダリンの精油はフローラルに近いスイートな柑橘系のお香りがします。

マンダリン系の精油とその効能
学名・科名  Citrus reticulata ・ ミカン科
香りの系統  柑橘系
体への作用  消化促進、食欲増進に優しく効果を発揮します。効き目が穏やかなので安心できる精油です。

 【適応】消化不良・食欲不振・下痢・便秘・PMS・冷え性
心への作用  甘くフルーティな香りが神経の高ぶりを鎮めてくれます。不安感を取り除き明るい気分にしてくれます。

 【適応】不安・不眠症・ストレス・イライラ・落ち込み・うつ症状
美容への作用  肌をなめらかでしっとりした状態に整える作用があります。

 【適応】脂性肌・ニキビ・血色の悪い肌・むくみ・赤ら顔・シワ・ダイエット
注意事項  光毒性があるので、使用後は肌を日に当ててはいけません。

メリッサ

 ギリシャ語で蜂蜜を意味するメリッサは、別名レモンハーブともいわれ、生命力の強いハーブです。この花からの精油は清涼感のあるレモンのような繊細な香りがします。

メリッサ系の精油とその効能
学名・科名  Melissa officinalis ・ シソ科
香りの系統  柑橘系
体への作用  心拍数をスローダウンさせる働きがあります。心の高ぶりや緊張で心臓がドキドキするときなどに気持ちを静めてくれます。

 【適応】高血圧・消化不良・PMS・生理痛・生理不順・頭痛・夏バテ・切り傷
心への作用  暗い気持ちでいるときや不安な心を癒し、明るい気持ちにしてくれます。

 【適応】不安・不眠症・ショック症状・落ち込み・うつ症状・ストレス
美容への作用  抗菌作用がありかゆみを鎮め、湿疹などの肌トラブルに効果的です。

 【適応】ニキビ・湿疹・肌の老化・脂性肌・抜け毛・虫刺され
注意事項  敏感肌の方にはちょっと刺激がでることがあります。そんな方は使用量を控えめにするといいでしょう。

ユーカリ

 有名はコアラの主食として知られる常緑樹です。この精油はしっかりとして清涼感のある香りがします。

ユーカリ系の精油とその効能
学名・科名  Eucalyptus globulus ・ フトモモ科
香りの系統  樹木系
体への作用  強い殺菌力があり、いろいろな炎症を和らげてくれます。風邪のひき始めなどに有効です。

 【適応】のどの痛み・発熱・リューマチ・風邪・膀胱炎・頭痛・夏バテ・花粉症・鼻づまり
心への作用  脳内の血液量を増やし血行をよくします。眠いときなど覚醒作用があります。

 【適応】集中できない・頭が働かない・落ち込み気味・精神疲労気味
美容への作用  血液やリンパ液の流れを改善します。

 【適応】傷跡・くま・むくみ・血色の悪い肌・発疹
注意事項  刺激が強いので喘息症状のある方にはおすすめできません。使用量は控えめにしてください。

ラベンダー

 ラベンダーは青紫色の小さな花をつける草花です。この花や葉から採られる精油はハーブの花のエッセンスが調和した爽やかにすんだ香りがします。

ラベンダー系の精油とその効能
学名・科名  Lavandula angustifolia ・ シソ科
香りの系統  フローラル系
体への作用  白血球の形成を促し、抵抗力を高める作用があり、呼吸器系の疾患に効果があります。

 【適応】風邪・インフルエンザ・頭痛・肩こり・疲れ目・しもやけ・あかぎれ・生理痛・花粉症
心への作用  脳内物質セロトニンの分泌を促します。ゆったりとリラックスした気分になります。

 【適応】うつ症状・ストレス・不安・不眠症・精神疲労・イライラ
美容への作用  肌に優しく穏やかに作用します。肌トラブルに効果があります。

 【適応】乾燥肌・脂性肌・混合肌・肌の老化・ニキビ・日焼け・シワ
注意事項  眠気を催すことがあるので低血圧の方は量に注意が必要です。

ローズ

 花の女王、ローズ、バラの花から作られる精油です。贅沢で気品があり、深くて甘い高貴な花の香りがします。

ローズ系の精油とその効能
学名・科名  Rosa damascena ・ バラ科
香りの系統  フローラル系
体への作用  ホルモンバランスを調整し女性の体のリズムを整える作用があります。婦人科系のトラブルにおすすめです。

 【適応】不感症・PMS・生理痛・生理不順・更年期障害・消化不良・吐き気
心への作用  高貴な香りが沈みがちな気持ちを解きほぐし幸せな気分にしてくれます。

 【適応】うつ症状・落ち込み・ストレス・不眠症・緊張・不安・精神疲労・自信がない・催淫作用
美容への作用  すべての肌のトラブルにすぐれた効果を発揮します。

 【適応】肌の老化・乾燥肌・敏感肌・シワ・赤ら顔・たるみ・全身のスキンケア・肌の引き締め・便秘
注意事項  マッサージに使用する場合は、必ず水蒸気蒸留法での精油を使用してください。溶剤抽出法の精油では刺激などがでることがあります。

ローズウッド

 ローズウッドはアマゾン流域の熱帯雨林に生えているマホガニーのような赤みを帯びている巨木です。ローズウッドの根と心材からの精油はローズの甘さに清涼感を加えたようなウッディーな香りがします。

ローズウッド系の精油とその効能
学名・科名  Aniba rosaeodora ・ クスノキ科
香りの系統  樹木系
体への作用  細胞を刺激することで当たらしい細胞を作り出す機能を強化します。簡単な切り傷などの回復に向いています。

 【適応】切り傷・しもやけ・免疫力低下・風邪・発熱・咳・不感症・肩こり
心への作用  鎮静作用があるので疲れているのに眠れないときなどにリラックスさせてくれます。

 【適応】不眠症・ストレス・イライラ・緊張・落ち込み・催淫作用
美容への作用  作用が穏やかで優しいので日々のスキンケアに安心して使えます。

 【適応】乾燥肌・脂性肌・混合肌・肌の老化・シワ・肌のたるみ・デオドラント
注意事項  この精油の使用で特別な注意点はないのですが、この植物は絶滅危惧種ですので、大切に使いましょう。

ローズマリー

 ローズマリーは地中海沿岸に自生する常緑の低木です。この木の花と葉から採られる精油は清涼感の強いハーブらしい香りがします。

ローズマリー系の精油とその効能
学名・科名  Rosmarinus officinalis ・ シソ科
香りの系統  ハーブ系
体への作用  血行の促進とリンパ液の流れを促進します。体も温まるので、女性特有なトラブルに効果的です。

 【適応】PMS・冷え性・筋肉痛・疲れ目・鼻づまり・花粉症・脚の疲れ・肩こり・夏バテ
心への作用  爽快感の強い香りでノンアドレナリンの放出を促進します。眠気を覚まし、頭の回転をよくし、記憶力を高めます。

 【適応】記憶力を高める・ストレス・精神疲労・頭が働かない・集中できない・眠気・落ち込み
美容への作用  肌をしっかりと引き締める作用があります。たるみが気になる肌に有効です。

 【適応】肌のたるみ・くすみ・抜け毛・フケ・セルライト・むくみ・ダイエット
注意事項  高血圧やてんかんのある方は使用しないでください。

ローマンカモミール

 ローマンカミモールはキク科の草花です。この花から採られる精油はりんごを思わせる甘くソフトな香りがします。

ローマンカモミール系の精油とその効能
学名・科名  Chamaemelum nobile ・ キク科
香りの系統  フローラル系
体への作用  白血球を増やし、貧血の改善に有効です。

 【適応】貧血・筋肉痛・関節痛・更年期障害・生理痛・胃痛・肩や背中の痛み・頭痛・花粉症・しもやけ
心への作用  不安や緊張を解きほぐしてくれます。気持ちをリラックスさせてくれます。

 【適応】不眠症・緊張・ストレス・イライラ・恐怖・落ち込み・不安
美容への作用  硬くなった乾燥肌などに穏やかに作用します。

 【適応】かかとの角質ケア・髪のダメージケア・皮膚炎・敏感肌・老化肌・赤ら顔
注意事項  敏感肌の方は量は控えめにしてください。