〔ゴボウ〕 |
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(出典:フリー百科事典「ウィキペディア」)
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ゴボウはユーラシア大陸の北部に広く野生する植物です。日本には10世紀以前に薬草の一つとして、中国から渡来しました。 しかし、ゴボウを食用として好むのは日本人、韓国人、台湾人だけらしいです。 独特のシャキシャキした歯ざわりが日本人には嬉しいのですが、欧米人は木の根のように感じられて食べられないようです。 |
戦時中に、日本で捕虜生活をしていたアメリカ人がゴボウを食べさせられたとき、木の根を食べさせられ、虐待されたということで問題になったことがあるとも聞きます。 ゴボウの産地は日本の東西にあるのですが、土壌の性質のためか、関東では長いゴボウが、関西では短いゴボウが栽培されています。 現在の主流は長いゴボウで、茨城県、千葉県など関東各県での栽培が多いです。 なお、特殊なゴボウとしては、京都の堀川ゴボウ、千葉の大浦ゴボウなどがあり、太さが通常のゴボウの3倍もあるという特徴があります。 |
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ゴボウの栄養面での特徴は、水溶性、不溶性の食物繊維を豊富に含んでいる点です。これらの食物繊維は、腸内で便の量を増やして腸を刺激し便通をよくしたり、腸内での善玉菌の活動を活発化させる作用があります。 不溶性食物繊維のリグニンには抗菌作用があり、腸内での発ガン物質を吸着してガンの発生を抑制します。マグネシウムも多く含まれ、これはカルシウムの働きを調整して血圧を正常に保ち、歯や骨の強化にも役立ちます。 |