〔寒天〕 |
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寒天は、てんぐさ(天草)、オゴノリなどの紅藻類の粘液質を凍結・乾燥したものです。 江戸時代のこと、ある旅館の主人が偶然に捨てたトコロテンが凍結し、乾燥した状態のものを発見し、これでトコロテンをつくると以前よりもっと美味しいものができました。 これを黄檗山萬福寺を開創した隠元禅師に試食してもらい、「寒天」と命名してもらったといいます。その後、大阪や信州で改良が重ねられ、角寒天として広まりました。 |
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寒天は羊羹やお菓子の材料に用いられたり、カロリーもなく、腸内で油や糖分の吸収を抑制する性質があることから、ダイエット食品としても注目されています。 更に、サイコロ型にした寒天はアンミツの重要な素材となりす。寒天には、次のようないくつかの種類があります。 |
寒天の種類 |
粉末寒天 |
高純度で品質は均一であり溶解性がよい。 |
フレーク寒天 |
沈殿しにくいので焦げ付きにくく高級和菓子用として使われる。 |
固形寒天 |
定量で作られているので計量の必要がなく品質も均一である。 |
角寒天 |
水漬けと裏漉しが必要で品質は不均一だが家庭料理用として便利。 |
糸寒天 |
性質はほとんど角寒天と同じだが、和菓子用として便利。 |