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〔グレープフルーツ〕

柑橘類とは ミカン ポンカン タチバナ
オレンジ グレープフルーツ 柚子 ダイダイ
カボス スダチ レモン 夏ミカン
ハッサク イヨカン セミノール ブンタン
カラタチ キンカン

グレープフルーツの写真 
(出典:フリー百科事典「ウィキペディア」) 
 グレープフルーツは亜熱帯地帯を原産地とする柑橘類で、果実は10cmほどもあります。

 グレープフルーツの樹木は5~6メートルの常緑樹ですが、15メートルほどに成長することもあります。

 18世紀に、西インド諸島のバルバドス島で栽培されたのがグレープフルーツを食べるようになった最初とされています。

 19世紀後半までは主に観葉植物として栽培されるようになりました。グレープフルーツの実は葡萄状にたくさんなることから、この名称が付いています。

 グレープフルーツには、大きく分けて次の三種類があります。

 ・ホワイト種:果肉が淡黄色
 ・ピンク種:果肉が桃色
 ・ルビー種:果肉が赤色




 代表格のグレープフルーツは、ホワイト種(別名:マーシュ)で、通常、グレープフルーツといえば、この種を指します。主にフロリダで栽培され、白黄色の果肉で、甘みと爽やかな酸味とが特徴です。

 ルビー種は、味がやや甘く赤みを帯びています。果皮がなめらかで果肉も深い紅色のスタールビーという種もあります。
 これら以外にも、ホワイト種と同様の味で果肉がピンク色のトムソン(別名:ピンクマーシュ)もあります。

 また、本来のグレープフルーツとボムロというブンタンの一種を交配して生まれたオロブランコという品種などもあります。

原産地・歴史 ◆〔グレープフルーツ〕の原産地や歴史をご説明します。
グレープフルーツの原産地・歴史  グレープフルーツは、1750年代に西インド諸島のバルバドス島で発見されたのが最初とされています。この果物はブンタンとオレンジが自然交配して生まれたもので、主にブンタンの性質を多く受け継いでいます。


主な栄養成分 ◆〔グレープフルーツ〕の主な栄養成分についてご説明します。
グレープフルーツの主な栄養成分  グレープフルーツの主な栄養成分は、ビタミンC、カリウム、食物繊維です。グレープフルーツ1個(約400g)当りの栄養成分は、ビタミンC 144mg、カリウム 560mg、食物繊維 2.4g です。


主な効能・効用 ◆〔グレープフルーツ〕の主な効用・効能についてご説明します。
グレープフルーツの主な効用・効能  グレープフルーツは、ビタミンCたっぷり、しかも糖分控え目で果汁がたっぷりの柑橘類であり、ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、細胞の老化を抑えたり、コレステロール値を正常に保つ作用があります。酸味の素であるクエン酸は、血液をサラサラにする効果があります。

 このように、グレープフルーツには、ビタミンCによる細胞の老化抑制作用や、酸味の素のクエン酸による血液サラサラ効果があるのですが、多くの医薬品との副作用も知られていますので、下記の「副作用・注意点」の項もよくご覧下さい。


風作用・注意点 ◆〔グレープフルーツ〕の副作用や注意点についてご説明します。
グレープフルーツの副作用や注意点  グレープフルーツには、細胞の老化抑制作用や、血液サラサラ効果がありますが、グレープフルーツには解毒酵素であるシトクロムP450という物質を阻害する成分が含まれ、多くの医薬品と干渉し副作用を起こさせることがあります。

 副作用の代表的なものは、高血圧治療薬のカルシウム拮抗剤との飲み合わせです。カルシウム拮抗剤による血圧降下作用が強く出すぎ、血圧が下がりすぎて危険な状態になることがありますので、血圧降下剤を服用される場合には、同時にはグレープフルーツは食べないようにして下さい。

 このほかにも、風邪薬でも主作用、副作用ともに効果が効き過ぎることがあるとされますので、このような薬を服用するときにも、グレープフルーツは食べない方がよいでしょう。


料理のコツ ◆〔グレープフルーツ〕の料理のコツをご説明します。
グレープフルーツの料理のコツ  グレープフルーツは、水でよく洗ってから横半分に切断して、スプーンですくって食べます。酸味が気になる人は、砂糖や蜂蜜などを加えて食べると更に美味しくなります。ただし、砂糖などを使用するときは、糖分過多にならないよう注意が必要です。

 グループフルーツの表面には農薬やワックスが付着しているので、皮を使用する場合は、よく洗うことが不可欠です。