CAF
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カイアポ芋に含まれる酸可溶性糖タンパクの「CAF」は、高血糖値を下げ、インシュリンの分泌を促すとされていて、糖尿病の血糖値を下げる効果や血中中性脂肪を減少させる働きがあります。糖尿病や高血圧症、高コレステロール症、高中性脂肪症などに効果が期待されています。
膵臓のランゲルハンス島から分泌されるホルモンのインスリンが不足すると、糖尿病になるわけですが、カイアポ芋がインスリンの分泌を促進することで、血糖値を正常化する効能があるのです。糖尿病の三大症状である、網膜障害、腎臓障害、末梢神経障害を改善する効果が期待されています。
ただし、成人型糖尿病には効果が期待されますが、先天的な糖尿病やインスリン依存型糖尿病にはあまり効果はないとされます。
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ヤラピン クロロゲン酸
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カイアポ芋もサツマイモと同様に、表皮から数ミリ以内の部位に多くのヤラピンやクロロゲン酸を含んでいます。ヤラピンはサツマイモなどを輪切りにした際ににじみ出てくる白い成分です。
このヤラピンと食物繊維の効果により、カイアポ芋にも便秘を改善したり、肩こりをほぐしたりする効果があります。
また、クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、活性酸素除去作用があります。花粉症の症状を和らげたり、アトピー症状を改善する効果があります。クロロゲン酸にはメラニン色素の生成を阻止する作用もあり、美容にも効果があります。
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カリウム
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カイアポ芋には、カリウムの含有量が多く、体内のナトリウムの排出に有効で、塩分摂取量が気になる方には非常に有効な成分です。
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