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〔カイアポ芋〕

いも類とは さつまいも ジャガイモ 里芋
山芋 長芋 大薯(だいしょ) 自然薯(じねんじょ)
カイアポ芋 菊芋 こんにゃく芋 タロイモ
ヤムイモ

カイアポ芋の写真 
(出典:「総合薬草データベース」) 
 カイアポ芋は、南米ブラジルの山地カイアポに自生する芋のことで、「シモン芋」「白甘藷」「南米白いも」などとも呼ばれます。

 この芋は、ビタミンやミネラルなどを大変豊富に含んでいます。インカ帝国の時代から万能薬として珍重されてきました。

 カイアポ芋には、もの凄い成長力があり、成長段階で大地の栄養分を吸い尽くしてしまいます。

 このため、一度カイアポ芋を栽培した土地は、その後数年間はどんな作物も栽培できないとされているほどで、ブラジルの朝鮮人参とも呼ばれます。

 カイアポ芋に含まれる酸可溶性糖タンパクの「CAF」は、高血糖値を下げ、インシュリンの分泌を促すとされていて、糖尿病の血糖値を下げる効果や血中中性脂肪を減少させる働きがあります。


 カイアポ芋には、ビタミンやミネラルも豊富に含まれるので、糖尿病だけでなく、高血圧症や高コレステロール症、高中性脂肪症などの改善にも効果が期待されます。


原産地・歴史 ◆〔カイアポ芋〕の原産地や歴史をご説明します。
カイアポ芋の原産地・歴史

 カイアポ芋の原産地は、南米ブラジルの中央部にあるカイアポ山地です。古来よりこの地に自生するサツマイモ属ヒルガオ科の白甘藷(しろかんしょ)に属する芋で、原住民の間では傷の治療や止血をはじめ、滋養強壮や健康維持のために珍重されてきました。

 カイアポ芋の効能が広く知られるようになった現在では、世界各地で栽培されるようになり、日本でも栽培されています。

 この芋の名称には、別名で「シモン芋」とか「白甘藷」「南米白いも」などとも呼ばれています。

 この芋が、シモン芋とも呼ばれるのは楊天和という医学博士が、この芋の効能などを研究する中で、息子シモンの名をとり「シモン1号」と名付けたことに由来するとのことです。

 カイアポ芋は栄養価に優れているのですが、いわゆる朝鮮人参と同様に、栽培するとその土壌から栄養分を吸収し尽くしてしまうため、一度栽培した土地には数年以上にわたって、カイアポ芋ばかりか別の作物の栽培もできないとされています。カイアポ芋がブラジルの朝鮮人参ともいわれる所以です。


主な栄養成分 ◆〔カイアポ芋〕の主な栄養成分についてご説明します。
カイアポ芋の主な栄養成分

 カイアポ芋は、芋だけでなく根、葉、葉柄、茎など、芋の全ての部分に豊富な栄養成分が含まれています。同類に属する植物であるサツマイモに比べると、カルシウムは5倍、カリウムは2倍、ビタミンCは3倍などです。

 また、サツマイモには含まれていないビタミンKや葉酸、葉緑素の前駆物質のポルフィリン、β-グルカンなども含まれている特徴があります。更に、カイアポ芋の薬効成分として、血糖値を下げる効果を有する多糖類の一種である酸溶解性糖たんぱく(CAF:Acid Soluble Glycoprotein)が含まれています。

 カイアポ芋100g中の成分の一例を示します。 (九州シモン本舗販売のシモン芋の分析例より引用)

カイアポ芋の含有栄養成分
CAF 酸可溶性糖タンパク
ビタミン類 ビタミンB1 0.18mg  
ビタミンB2 0.51mg  
ビタミンB6 1.12mg  
ビタミンB12 0.04μg  
ビタミンC 13mg  
ビタミンD 0.52mg  
ビタミンE 3.2mg  
ビタミンK1 11μg  
パントテン酸 2mg  
ナイアシン 3.58mg  
葉酸 36μg  
ミネラル カリウム 1600mg  
ナトリウム 40mg  
カルシウム 122mg  
リン 218mg  
鉄分 2.83mg  
亜鉛 722μg  
マグネシウム 131mg  
その他 βーカロチン 3700mg  
ポリフェノール 398mg  
葉緑素 251mg  
食物繊維 2600mg  
β-グルカン 3500mg  
レシチン 151mg  


主な効能・効用 ◆〔カイアポ芋〕の主な効用・効能についてご説明します。
カイアポ芋の主な効用・効能

 カイアポ芋の栄養成分で見るように、カリウムはじめ多くのミネラル、食物繊維などが含まれています。酸可溶性糖タンパク(CAF)の含量ははっきりしませんが、豊富に含まれているとされています。

カイアポ芋の効能
CAF  カイアポ芋に含まれる酸可溶性糖タンパクの「CAF」は、高血糖値を下げ、インシュリンの分泌を促すとされていて、糖尿病の血糖値を下げる効果や血中中性脂肪を減少させる働きがあります。糖尿病や高血圧症、高コレステロール症、高中性脂肪症などに効果が期待されています。

 膵臓のランゲルハンス島から分泌されるホルモンのインスリンが不足すると、糖尿病になるわけですが、カイアポ芋がインスリンの分泌を促進することで、血糖値を正常化する効能があるのです。糖尿病の三大症状である、網膜障害、腎臓障害、末梢神経障害を改善する効果が期待されています。

 ただし、成人型糖尿病には効果が期待されますが、先天的な糖尿病やインスリン依存型糖尿病にはあまり効果はないとされます。

ヤラピン
クロロゲン酸
 カイアポ芋もサツマイモと同様に、表皮から数ミリ以内の部位に多くのヤラピンやクロロゲン酸を含んでいます。ヤラピンはサツマイモなどを輪切りにした際ににじみ出てくる白い成分です。

 このヤラピンと食物繊維の効果により、カイアポ芋にも便秘を改善したり、肩こりをほぐしたりする効果があります。

 また、クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、活性酸素除去作用があります。花粉症の症状を和らげたり、アトピー症状を改善する効果があります。クロロゲン酸にはメラニン色素の生成を阻止する作用もあり、美容にも効果があります。

カリウム  カイアポ芋には、カリウムの含有量が多く、体内のナトリウムの排出に有効で、塩分摂取量が気になる方には非常に有効な成分です。



風作用・注意点 ◆〔カイアポ芋〕の副作用や注意点についてご説明します。
カイアポ芋の副作用や注意点

 カイアポ芋は基本的にサツマイモと同様な芋なので、多少摂取量が多くても副作用の心配はありません。

 カイアポ芋は糖尿病の症状を和らげる作用はありますが、基本的に健康食品ですので、糖尿病に対して特効薬効果を期待することはできません。

 重度の糖尿病については、きちんとした医療的治療が必要です。このような場合には、正式な医学的治療を補助するものとしてカイアポ芋の摂取をすることに価値があります。


料理のコツ ◆〔カイアポ芋〕の料理のコツをご説明します。
カイアポ芋の料理のコツ

 カイアポ芋はサツマイモと同様な芋ですから、同じような方法で食べることができます。

カイアポ芋の利用法
 葉には特別な苦味やクセはないので、油いためやお浸しに向いています。

 薬効成分は芋の表面から数ミリのところに豊富なので、表皮はよく洗ってそのまま料理します。皮むきしてしまうと大事な栄養分の多くを失います。

 芋は甘味が少な目ですが、蒸し芋や焼き芋として食べられます。また、油で炒めて大学芋にしたり、細く切って油炒めとして食べられます。

 また、サラダやジュ-ス、切り干しなどにしてもよいです。

カイアポ茶  カイアポ芋の葉や茎を用いてつくられる健康茶「シモン茶」が販売されています。

 シモン茶の製造には特許が存在するようなので、シモン茶を製造して商売することはできませんが、ご家庭で自分用に作るのは問題ありません。

 カイアポ芋の葉を水洗いし、一日程度陰干し乾燥してから、電子レンジで数分乾燥させると、手で揉んだだけでバラバラになるそうです。これを茶葉としてお茶にして飲むのです。



健康食品・サプリメント ◆〔カイアポ芋〕の市販健康食品・サプリメントはありますか?
市販カイアポ芋・サプリメントの例

 カイアポ芋を含有する健康食品・サプリメントは、九州シモン本舗やウエルシアなどから販売されています。これらのご利用に関しては、販売会社のご説明だけでなく、上記の内容もよく理解してからご利用下さるとよいと思われます。

カイアポ芋サプリメント例
九州シモン本舗  シモン茶とシモン芋のことなら九州シモン本舗が一番信頼がおけます。素晴らしい企業です。当〔健康・医療館〕ではシモン芋に関する情報を借用させていただいております。

ウエルシア  オリヒロ (ORIHIRO) カイアA(エース)粒