葉酸はビタミンB9とも呼ばれ、ビタミンB12と共に作用して、赤血球のヘモグロビンの合成を助けます。 葉酸を多く含む食品は、レバー・卵・牛乳・ほうれん草・せり・バナナ・杯芽などです。 骨髄中での細胞分裂で作られる血液は、葉酸が不足すると赤血球の生成が悪くなり、その結果悪性貧血の原因となります。 葉酸は細胞が新生するときに、遺伝子や核酸の合成に働きます。
細胞新生の多い腸管粘膜でも葉酸が不足すると潰瘍ができることにもなります。また、妊娠中の胎児や乳幼児には必須のビタミンであり、欠乏すると脳神経の形成に異常がでる畏れがあります。