ビタミンEは強力な抗酸化作用をもち、活性酸素から体を守ります。 活性酸素は「フリーラジカル」と称され、細胞内での酸素の不完全燃焼から生成される不安定な物質です。 癌・心筋梗塞・脳卒中など生活習慣病予防にも効果が期待されています。 ビタミンEを多く含む食品は、ウナギ・サンマ・イワシ・イカ・アーモンド・ヘーゼルナッツ・ピーナッツ・ひまわり油・たらこ・綿実油・サフラワー油などです。
活性酸素は、細胞膜を構成する不飽和脂肪酸を酸化させて、細胞を次々と破壊する物質、過酸化脂質を作ってしまいます。 しかし、ここにビタミンEが存在すると、過酸化脂質の生成が抑制されるのです。過酸化脂質は、癌や動脈硬化、老化促進へと結びつくので、ビタミンEの抗酸化力がこれを防いでくれるわけです。 ビタミンEと共にビタミンCやβ-カロテン、ビタミンB2、セレンなどを同時に摂取すると、抗酸化力は更に強力になります。なお、ビタミンEの血中濃度が上がるのは、摂取後6~9時間後になります。 ビタミンEは脂溶性ビタミンなのですが 摂りすぎによる害がありません。