|
|
〔小麦〕 |
| 穀物類とは | 米 | 小麦 | 大麦 |
| 蕎麦(そば) | ライ麦 | 燕麦 | トウモロコシ |
| 粟(あわ) | 黍(きび) | 古代米 |
| 大麦若葉エキス | 雑穀米 | 五穀米 | 十二穀米 |
| 十六穀米 | 玄米 | 発芽玄米 | 胚芽米 |
| 米糠(こめぬか) | 小麦胚芽 |
|
日本では大部分がアメリカ、カナダ、オーストラリアからの輸入に頼っていて小麦全体での自給率は14%程度にすぎません。 日本で消費される小麦全体のうちで、うどんや蕎麦などの日本麺用に使われる分の自給率は60%ほどありますが、パン用の自給率は1%未満しかありません。 |
|
|
|
|
|
〔小麦〕 |
| 穀物類とは | 米 | 小麦 | 大麦 |
| 蕎麦(そば) | ライ麦 | 燕麦 | トウモロコシ |
| 粟(あわ) | 黍(きび) | 古代米 |
| 大麦若葉エキス | 雑穀米 | 五穀米 | 十二穀米 |
| 十六穀米 | 玄米 | 発芽玄米 | 胚芽米 |
| 米糠(こめぬか) | 小麦胚芽 |
|
日本では大部分がアメリカ、カナダ、オーストラリアからの輸入に頼っていて小麦全体での自給率は14%程度にすぎません。 日本で消費される小麦全体のうちで、うどんや蕎麦などの日本麺用に使われる分の自給率は60%ほどありますが、パン用の自給率は1%未満しかありません。 |
|
|
|
|
小麦は収穫されると、種子を粉にしていわゆる小麦粉(うどん粉)となります。 小麦粉の用途は、うどん、中華麺類、パン、菓子、ピザ、パスタなどの直接的に食べる食品の原料となります。 |
小麦の麦芽からはビールが作られます。また、小麦はウイスキーや工業用アルコールなどの原料ともなります。品質が劣るものや製粉の際に出るふすまは家畜の飼料として使われます。 小麦には非常に多くの種類があり、粒の硬さなどにより作られる小麦粉の種類や用途が異なります。 |
|
|
◆〔小麦〕の原産地や歴史をご説明します。。 |
| 小麦の原産地・歴史 |
小麦の原産地は、中央アジアのコーカサス地方から西アジアのイラン周辺とされています。 小麦には大きく分けて「一粒系小麦」「二粒系小麦」および「普通小麦」とがあるのですが、一粒系小麦の栽培は紀元前1万5千年ころに始まり、その後、クサビコムギと呼ばれる小麦と交雑して2粒小麦が誕生しました。 紀元前5千5百年ころになり、二粒系小麦は、野生種のタルホコムギと交雑し、普通小麦が生れました。この普通小麦の栽培は、メソポタミア地方(現在のイラク)で始まり、紀元前3000年ころにはヨーロッパやアフリカに広まりました。 小麦は、人類の主食として非常に重要な穀物のひとつであり、聖書の中にも頻繁に登場します。 現在、世界最大の生産量を誇る中国に小麦が伝わったのは、紀元前1世紀前漢時代ころとされ、日本への伝来も弥生時代と考えられています。 小麦は米やトウモロコシに並んで、世界の三大穀物のひとつです。米やトウモロコシ、小麦の生産量は拮抗していて、現在では、それぞれが年間に6億トン前後生産されています。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 小麦の生産量 |
現在の世界での小麦生産量は年に6億トンほどありますが、世界最大の生産国は中国、インド、アメリカなどとなっています。ちょっと古いですが、2006年の国際連合食糧農業機関の統計資料(FAOSTAT)を示します。2006年の全世界の小麦生産量は6億0595万トンであり、トウモロコシの6億9523万トン、米の6億3461万トン、に次いで多い量でした。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本での小麦の品種 |
日本における小麦の生産品種は160品種以上もあるとされ、その内で農林番号のある登録品種は57種類あります。現在でも各地の農業試験場などで優れた品種が開発されています。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 小麦粉の種類 |
小麦粉は、一般には「うどん粉」とか「メリケン粉」と呼ばれることが多いです。メリケン粉は主に関西で使われる言い方ですが、これはアメリカから輸入され始めた頃に「American」という言葉が「(ア)メリケン」と聞こえたことに由来します。 小麦粉は、含有するたんぱく質の割合、形成されるグルテンの性質などにより「薄力粉」「中力粉」および「強力粉」と分類されます。また、たんぱく質を除いた残渣を精製したものは「浮き粉」と呼ばれ、でん粉だけの粉で、片栗粉のようになります。
|
|
|
◆〔小麦〕の主な栄養成分についてご説明します。 |
| 小麦の主な栄養成分 |
小麦粉の7~8割はでん粉ですが、約1割のたんぱく質も含まれています。たんぱく質の主成分は「グリアジン(ネバネバ性)」と「グルテニン(弾力性)」と呼ばれる成分で、これらに水分を加えると、ネバネバして弾力性のある「グルテン」に変化します。 この性質により、小麦粉はうどんやパン、ピザなどの原料として使うことができます。グルテンの量は強力粉では40%、薄力粉で20%ほど含まれています。このグルテンだけを取り出して作る食品に「麩(ふ)」があります。 小麦粉に塩を加えると、グルテンの働きを強めて腰の強い生地ができます。逆に、食酢や食用油、アルコールを加えると、グルテンを柔らかくし、生地が延ばしやすくなります。
|
|
|
◆〔小麦〕の主な効用・効能についてご説明します。 |
| 小麦の主な効用・効能 |
小麦粉の主な栄養成分は、でん粉質とたんぱく質なので、小麦粉を使った食品を食べるとでん粉やたんぱく質を摂取することができます。
|
|
|
◆〔小麦〕の副作用や注意点についてご説明します。 |
| 小麦の副作用や注意点 |
人により小麦粉のアレルギー症状がでることがあります。その意味では小麦粉はアレルギーの原因物質「アレルゲン」となることがあります。 小麦粉アレルギーのある人にとっては、微量の小麦粉が混じっている食品を食べてもアレルギー症状が出る可能性があります。 他のアレルギーと同様ですが、どうしてもアレルギー症状が出る場合には、代替栄養源食材もあるので専門医などとご相談されるとよいです。 |
|
|
◆〔小麦〕の料理のコツをご説明します。 |
| 小麦の料理のコツ |
小麦粉はグルテンの含有量などによって粘り気の多い順に強力粉、中力粉、薄力粉に分けられ、その使い方も用途によって異なりますが、普通の料理用として使うには薄力粉があれば十分です。 小麦粉の保管は、密閉容器に入れて、湿気のない冷暗所が適しています。冷蔵庫で保存すると、取り出したときに湿り易いのであまりよくありません。
|