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健康食品

〔米糠(こめぬか)〕

穀物類とは 小麦 大麦
蕎麦(そば) ライ麦 燕麦 トウモロコシ
粟(あわ) 黍(きび) 古代米  
大麦若葉エキス 雑穀米 五穀米 十二穀米
十六穀米 玄米 発芽玄米 胚芽米
米糠(こめぬか) 小麦胚芽

米の構造  イネ科の穀物の果実は穎果と呼ばれ、最表面の籾殻を取り除くと、果皮と種皮で硬く覆われた玄米となります。

 玄米から果皮と種皮を取り除く過程は精白といわれますが、この際に得られる粉末化した果皮と種皮の混合物が「米糠(こめぬか)」です。

 米糠は単に「糠(ぬか)」とも呼ばれます。

 米糠層は、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含み栄養価が高い食品です。このため、精白せずに玄米や全粒粉として穀物を糠ごと食べる場合も多いです。

 米糠は単品で使用されることは稀ですが、油分が多いので絞って「米ぬか油」としたり、漬物用の「ぬか床」として利用します。


 また、米ぬかには、フィチン酸やイノシトール、フェルラ酸、γ-オリザノールなどの他、食物繊維やビタミン類、ミネラル類が多く含まれ、抗がん作用をはじめ多くの医学的効能があるとされています。


原産地・歴史 ◆〔米糠〕の原産地や歴史をご説明します。。
米糠の原産地・歴史

 玄米の表面には果皮と種皮という硬い層がありますが、これを除去すれば精白米が得られます。この工程中に発生する粉を「米糠(こめぬか)」と呼びます。米糠には、多くの栄養成分が含まれています。

 玄米に対して、米糠の発生量は重量で10%程度ですが、玄米がもつミネラル分の75%は米糠に含まれます。

 江戸時代には、手ぬぐいを縫い合わせて作った袋に米糠を入れて「ぬか袋」をつくり、お風呂に入るときに使っていました。米糠は石鹸と同様にアルカリ性で、石鹸のない時代には肌を洗うのに使われたのです。現在でも、肌の弱い人やアレルギー体質の人には「自然の石鹸」として安心して使える日用品のひとつです。  そういえば、子供の頃、このぬか袋をワックス代わりに使って、床磨きをした記憶があります。床が結構ピカピカに光ります。

 現在でも、家庭園芸の肥料として土の上に撒いたり、土に混ぜ込んで発酵させることが行われています。


主な栄養成分 ◆〔米糠〕の主な栄養成分についてご説明します。
米糠の主な栄養成分

 米糠には、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維などが豊富に含まれています。また、フィチン酸、イノシトール、フェルラ酸、γ-オリザノールなども含まれ特有な性質を現します。

米糠の栄養成分
ビタミン類  米糠には、ビタミン類として、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンEが豊富に含まれます。また、ビタミン様物質のイノシトールやナイアシンも含まれています。

 イノシトールはビタミンBの一種と考えられ、甘味を持つ物質で、生体内でグルコースより生合成されます。また、穀物の糠や豆、果物や肉や魚と広く含有されています。

ミネラル類  米糠には、ミネラル類として、鉄、マグネシウム、マンガン、カルシウム、リンなどが多く含まれています。

食物繊維
フィチン酸  米糠に含まれるフィチン酸は金属イオンを取り込み、強力な抗酸化作用を示します。フィチンさんには体に良い面と悪い面の両方があります。

フェルラ酸  フェルラ酸は、米糠に特有な成分で、紫外線吸収や酸化防止機能があり、食品や化粧品に用いられています。

γ-オリザノール  γ-オリザノールも米糠特有な成分で、コレステロールの吸収を抑える作用などがあります。



主な効能・効用 ◆〔米糠〕の主な効用・効能についてご説明します。
米糠の主な効用・効能

 米糠には、ビタミン類やミネラル類、特殊な酸類などがあり、さまざまな効用が期待されています。

 米糠には人間が本来持っている自然治癒力を高める作用があるとされ、がんや血栓、動脈硬化、脂肪肝の予防、脳の活性化や冷えの予防・改善、便秘の改善、高血圧の改善、美容効果などが期待されています。


風作用・注意点 ◆〔米糠〕の副作用や注意点についてご説明します。
米糠の副作用や注意点

 米糠に特別な副作用はありませんが、米糠に含まれるフィチン酸には良い面と悪い面があるので、米糠の摂取方法には工夫が必要です。

 フィチン酸には、人の満腹中枢に作用して食欲を抑制し、強力な抗酸化作用からがん予防に効果的とされています。

 しかし、一方で、フィチン酸は、鉄分やカルシウムなどの必須ミネラル成分と強力に結合するため、ミネラルの吸収を妨害する作用があります。ミネラル成分を含む食品と米糠を同時に摂取すると、ミネラル類は体内を素通りしてしまい吸収されません。

 そのうえ、体内に蓄積しているミネラルをも吸着して体外に排泄してしまい、ミネラル欠乏症を招く危険性もあります。

 米糠では、この矛盾は解決困難かも知れません。米糠ではなく、発芽玄米の形で玄米を摂取すると、フィターゼという酵素が作用してフィチン酸からミネラルを切り離し、各々の効果が期待できるようになります。


料理のコツ ◆〔米糠〕の料理のコツをご説明します。
米糠の料理のコツ

 米糠をそのまま食べることもありますが、フィチン酸による矛盾もあるので、あまりお勧めではありません。米糠の利用法としては、ぬか漬け用の「ぬか床」としたりするのがよいでしょう。

 タケノコ料理の下茹での際にアク抜き用として使用することもあります。


健康食品・サプリメント ◆〔米糠〕の市販健康食品・サプリメントはありますか?
市販米糠の例

 米糠を健康食品として販売している企業はあまり見当たりません。食用ではなく、化粧品として米糠を利用した商品を販売している企業には、日本盛などがあります。これらのご利用に関しては、販売会社のご説明だけでなく、上記の内容もよく理解して下さるとよいと思われます。

米糠利用の化粧品例
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