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〔トウモロコシ〕

穀物類とは 小麦 大麦
蕎麦(そば) ライ麦 燕麦 トウモロコシ
粟(あわ) 黍(きび) 古代米  
大麦若葉エキス 雑穀米 五穀米 十二穀米
十六穀米 玄米 発芽玄米 胚芽米
米糠(こめぬか) 小麦胚芽

トウモロコシの写真 
(出典:Wikipedia) 
 トウモロコシは、イネ科の一年生植物で、小麦、米とならぶ世界三大穀物のひとつであり、年間生産量は6億トンもあります。

 トウモロコシは、コーンと呼ばれることも多いですが、トウキビ(唐黍)、ナンバ、トウミギ、コウライキビなど、その地方により非常に多くの名称があります。

 トウモロコシは、人間にとって重要な食料であり、家畜の飼料ともなります。

 トウモロコシには、非常に多くの品種があります。

 でん粉や油の原料など通常の食用のほか、ポップコーンをはじめ多くのお菓子の原料としても使われます。

 また、家畜用飼料、工業用原料などとして使われます。最近ではバイオエタノールの原料にもなっています。



 トウモロコシを原料とする、右のような食品は特に有名です。

・スイートコーン ・ポップコーン ・デントコーン ・リントコーン ・ワキシーコーン
・ソフトコーン ・ポッドコーン ・ジャイアントコーン ・サニーショコラ

原産地・歴史 ◆〔トウモロコシ〕の原産地や歴史をご説明します。。
トウモロコシの原産地・歴史

 トウモロコシは、紀元前5000年ころには、既に南北アメリカ大陸で大規模に栽培される主要な農産物となっていました。マヤ文明、アステカ文明にもトウモロコシの記述が残っています。

 トウモロコシの原生植物についていくつかの説もあるが、他のイネ科穀物とは違い、祖先野生種は見つかってはいません。

 日本にトウモロコシが伝来したのは16世紀、ポルトガル人によってでしたが、それより前に中国から渡来していた「モロコシ(唐黍・蜀黍)」という植物に似ていたことから、「唐のモロコシ」という意味で「トウモロコシ」の名が付きました。

 これを漢字で書くと「唐蜀黍」や「唐唐黍」となって意味の重複が起こるので結局、漢字では「玉蜀黍」という表示になりました。「南蛮黍(なんばんきび)」「唐黍(とうきび)」などと呼ばれることもあります。

 日本で本格的に栽培されるようになったのは、明治初期にアメリカから北海道にスイートコーンやデントコーンが導入されてからのことです。

 トウモロコシの種類は、次のようなものがあります。

トウモロコシの種類
スイートコーン  スイートコーンは、甘味種のトウモロコシであり、焼いたり、蒸したり、茹でたりして食べます。また、加工食品用素材として、コーンフレークやコーンミールなどに使われます。

ポップコーン  ポップコーンは、爆裂種として菓子のポップコーンを作るのに用いられます。

デントコーン  デントコーンは馬歯種として、主に家畜用飼料やデンプン(コーンスターチ)の原料として使用されます。

フリントコーン  フリントコーンは、硬粒種で、食用・家畜用飼料・工業用原料に主に使用されます。

ワキシーコーン  ワキシーコーンは、もち種であり、若いトウモロコシを蒸して食べるとモチモチした食感があります。日本には、白、黒、赤紫など7種類のモチトウモロコシがあります。

ソフトコーン  ソフトコーンは、軟粒種で、子実は軟質澱粉により形成されています。

ポッドコーン  ポッドコーンは、粒がひとつずつ頴に包まれているトウモロコシです。

ジャイアントコーン  ジャイアントコーンは、粒の大きさが2cmほどになるトウモロコシで、甘みはあまりなく、ややボソボソした食感がします。

サニーショコラ  サニーショコラは、生食可能な品種として、注目を浴びている品種です。



主な栄養成分 ◆〔トウモロコシ〕の主な栄養成分についてご説明します。
トウモロコシの主な栄養成分

 トウモロコシの栄養成分は、炭水化物(でん粉)、たんぱく質、脂質などです。トウモロコシの黄色い部分はゼアキサンチンという色素成分です。その他、イモ類よりも多い食物繊維やビタミンB群なども含まれています。


主な効能・効用 ◆〔トウモロコシ〕の主な効用・効能についてご説明します。
トウモロコシの主な効用・効能

 ゼアキサンチンは、活性酸素の除去作用があり肝臓の発がん予防効果があるとされています。

 食物繊維は、脂質の吸収を抑えて、便秘の予防や改善、大腸がんの予防、コレステロールの吸収抑制作用があります。

 ビタミンB群は疲労回復に効果的ですし、ビタミンEは老化防止に役立ちます。カリウムは塩分を体外に排出し血圧上昇を抑える効果があります。日本で主に栽培されるスウィートコーンでは、実の根元の胚芽部分にリノール酸が豊富で、血圧低下やコレステロール低下作用があります。


風作用・注意点 ◆〔トウモロコシ〕の副作用や注意点についてご説明します。
トウモロコシの副作用や注意点

 トウモロコシは、同じイネ科穀物である米や小麦、粟(あわ)、稗(ひえ)などと交差抗原性が高く、小麦アレルギーのある人などにアレルギー症状が出現することがありますが、トウモロコシアレルギーの発症例は非常に少ないのが現状です。

 トウモロコシは、ポップコーンや冷凍とうもろこしをはじめ、コーンスターチやコーンスナック菓子など多くの食品にも利用されるため、もしも、小麦アレルギーなどを持っている人は、一応注意が必要です。


料理のコツ ◆〔トウモロコシ〕の料理のコツをご説明します。
トウモロコシの料理のコツ

 トウモロコシは茹でたり、焼いたりしてそのまま食べることが多いですが、ポップコーンにしたり、ラーメンのトッピングに使ったりすることも多いです。

 次のような変わった食べ方もあります。

 ・とうもろこしご飯
 ・とうもろこしの煮もの
 ・オクラとコーンのお吸いもの
 ・冷製フレッシュコーンスープ