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〔黍(きび)〕

穀物類とは 小麦 大麦
蕎麦(そば) ライ麦 燕麦 トウモロコシ
粟(あわ) 黍(きび) 古代米
大麦若葉エキス 雑穀米 五穀米 十二穀米
十六穀米 玄米 発芽玄米 胚芽米
米糠(こめぬか) 小麦胚芽

黍の写真  
(出典:Wikipedia) 
 黍(きび)は、イネ科の一年草で、古来より五穀のひとつとされる穀物です。

 中国の華北地方では粟(あわ)とともに古代の主要穀物でした。

 日本には弥生時代に中国から渡来したと考えられています。

 成長すると黄色い実がなることから「黄実(きみ)」とも呼ばれ、それがキビという呼び名になったとされています。

 桃太郎伝説にでてくる「吉備団子」はもともとは「黍団子」で、黍の粉を原料とした団子のことです。

 吉備地方の名産と呼ばれるようになってから、吉備団子となりました。

 でも、現在は、黍ではなく白玉粉で作られているようです。



 黍は古来より五穀のひとつとして、弥生時代以降の日本でも栽培されてきましたが、明治時代以降ではそれほど栽培されなくなりました。  最近では健康食ブームもあって、長野県、岩手県、富山県岡山県などで、ほそぼそ栽培されている程度です。

原産地・歴史 ◆〔黍(きび)〕の原産地や歴史をご説明します。
黍(きび)の原産地・歴史

 黍(きび)はイネ科の一年草で、古来より、米・麦・粟・豆とならんで五穀のひとつとされる穀物です。実が黄色であることから「黄実」と呼ばれ、それが変じて「キビ」となったとするのが有力な語源説です。日本では「コキビ」とも呼ばれます。

 黍は、インド原産と推定されていますが、原種の野生植物は見つかっていません。黍は、中国華北では、黄河文明以来、殷周時代にかけて粟(あわ)とともに主食とされてきた穀物です。

 日本には、弥生時代に中国から渡来したと考えられています。明治時代まで広く栽培されていたが、今日では長野県、岩手県、富山県岡山県などでわずかに栽培されています。

 黍には、粟や米と同様に「うるち種(粳種)」と「もち種(糯種」とがあります。実をそのまま炊いて粥にしたり、粉にして餅や団子などにします。現在ではお菓子の材料や小鳥の餌として利用される程度です。


主な栄養成分 ◆〔黍(きび)〕の主な栄養成分についてご説明します。
黍(きび)の主な栄養成分

 黍には、ビタミンB群が豊富に含まれ、ミネラルバランスもよいです。亜鉛やカルシウム(白米の2倍)、鉄分(白米の3倍)、食物繊維(白米の3倍)が多く含まれているとされます。


主な効能・効用 ◆〔黍(きび)〕の主な効用・効能についてご説明します。
黍(きび)の主な効用・効能

 桃太郎の黍団子(吉備団子)は、自然食品の中では、最も古くから食べられて健康食品ものです。黍には、脾臓や胃の動きを助ける作用があるとされています。また、体を暖める働きがあり、冷え性の人にはよい食品です。黍の主な効能は次のようになります。

 ・すい臓や胃の働きを助ける。
 ・動脈硬化の予防
 ・高血圧の予防
 ・体液などを増やす。


風作用・注意点 ◆〔黍(きび)〕の副作用や注意点についてご説明します。
黍(きび)の副作用や注意点

 小麦アレルギーや米アレルギーのある人に稀にこれらのアレルギー症状と類似の黍アレルギー症状が出現することがあるとされますが、余り報告は見当たりません。


料理のコツ ◆〔黍(きび)〕の料理のコツをご説明します。
黍(きび)の料理のコツ

 黍は、白米や玄米に1~2割ほど混ぜて炊くと、もっちりとして美味しくなります。黍餅にしてもよいです。

 黍と米の混合炊飯の仕方は次のようにします。

 ・5~6回ほどとぎ洗いする。
 ・一晩、水に浸しておく。
 ・もう一度、とぎ洗いしてアクをとる。
 ・1.6倍の水量に塩少々を加えて炊飯する。
 ・炊飯後、10~20分くらい蒸らす。
 ・よく掻き混ぜる。

 炊き上がりの味は、甘みと少し苦味がある風味ののご飯になります。

 炊き立ての黍をすり鉢に入れて、トントン撞くと黄色い餅になります。きな粉やうぐいす粉をまぶすと本式の黍団子になります。