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健康食品

〔燕麦・えんばく〕

穀物類とは 小麦 大麦
蕎麦(そば) ライ麦 燕麦 トウモロコシ
粟(あわ) 黍(きび) 古代米  
大麦若葉エキス 雑穀米 五穀米 十二穀米
十六穀米 玄米 発芽玄米 胚芽米
米糠(こめぬか) 小麦胚芽

燕麦の写真 
(出典:Wikipedia, the free encyclopedia) 
 燕麦(えんばく)は、イネ科カラスムギ属の穀物で、しばしば「オートムギ」「オーツ麦」「オート」「マカラスムギ」および「カラスムギ」とも呼ばれます。

 燕麦は、穀物食品の中ではミネラルやたんぱく質、食物繊維の含有量が豊富です。

 しかし、グルテンがあまり含まれないために小麦ほどにはパン用には向かず、ビスケットなどのお菓子などに入れられます。

 燕麦はまた、ビールやウィスキーの材料としても使われます。

 燕麦を粗挽きしたり、押し麦にしたものに「オートミール」があります。

 このオートミールを牛乳や水で炊いた弼(かゆ)は「ポリッジ」と呼ばれ、朝食用シリアルとして食されます。




 全粒穀物であるため栄養が豊富です。セルロースやペクチンなど食物繊維は、体内で消化はされませんが、大腸内の掃除作用により便秘の改善や大腸がんの予防などの効果が期待されます。

 コレステロールを排泄して、動脈硬化を予防する効果もあるとされます。

原産地・歴史 ◆〔燕麦〕の原産地や歴史をご説明します。。
燕麦の原産地・歴史  燕麦の原産地は中央アジア、アルメニア地方で、有史前2000年頃から栽培されていたとされています。燕麦の種子は食用あるいは飼料として利用され、藁(わら)は、飼料として用いられます。

 日本への燕麦の伝来は、明治時代になってからのことでヨーロッパから導入されました。1900年頃、イギリスからライト卿が数品種を持ち込み、北海道で試作したのが最初です。当初は馬の飼料として用いられました。

 日本では燕麦はほとんど食用にはなっていませんが、世界では毎年5000万トンもの生産がなされ、小麦、稲、トウモロコシ、大麦に次いで、世界第5位の生産量を誇る世界5大作物のひとつです。


主な栄養成分 ◆〔燕麦〕の主な栄養成分についてご説明します。
燕麦の主な栄養成分  燕麦には、食物繊維やβ-グルカン、たんぱく質、ミネラルが豊富に含まれています。燕麦に含まれる食物繊維は、水溶性食物繊維、不可溶性食物繊維の両者がバランスよく含まれていて、その含有量は蕎麦(そば)と同程度で、小麦の約5倍、米の約10倍もあります。

 燕麦には、グルテンは含まれていません。


主な効能・効用 ◆〔燕麦〕の主な効用・効能についてご説明します。
燕麦の主な効用・効能  食物繊維は、植物に含まれるセルロースやペクチンなど、人間の消化器では消化されないものとして、以前には価値のないものと考えられてきましたが、最近では、人体にとって極めて有用な成分であると認識され、第六の栄養素とまでいわれています。

 食物繊維には、コレステロールを排泄して動脈硬化を予防したり、大腸内の掃除をして大腸がんを予防したり、糖尿病などにもよいと分かってきました。

 オートミールは、見た目は悪く、味も好き嫌いがありますが、健康的な効果は高い食品です。オートミールに期待される効果は次のようになります。

オートミールの健康効果
便秘解消  食物繊維が腸内洗浄効果を持ち、デトックスに効果があります。

生活習慣病予防  血糖値の上昇を抑え、血中コレステロール値を下げ、糖尿病の予防になります。

抗がん作用  免疫力を高め、抗がん作用を持ちます。

美容効果  腹持ち抜群で、満腹感が得られるのでダイエット効果があり、美容に役立ちます。



風作用・注意点 ◆〔燕麦〕の副作用や注意点についてご説明します。
燕麦の副作用や注意点  燕麦は、普通の食べ方をする限りは特別重大な副作用などは起こりませんが、過剰摂取した場合には、腹部膨張感や排便回数の増加などが起こることがあります。

 胃腸などの消化管に障害のある人や嚥下障害のある人は、燕麦を摂取しない方がよいとされます。

 燕麦にも少量のグルテンが含まれるため、小麦アレルギーと同様な症状を呈する可能性があります。小麦アレルギーのある人は注意が必要ですが、燕麦に含まれるグルテンの含有量はわずかですので、多くの場合、症状は軽度ですみます。

 燕麦や燕麦からのふすまには豊富な食物繊維が含まれ、医薬を服用する場合、相互作用が起こって薬の吸収率を低下させ、薬の治療効果を弱めることがあるかもしれません。


料理のコツ ◆〔燕麦〕の料理のコツをご説明します。
燕麦の料理のコツ  燕麦は食物繊維などの栄養を豊富に含むのでシリアルの材料に最適です。健康食品として、コレステロール値を低下させるなどの様々な効能・効果も期待されます。

 燕麦料理といっても、大部分はオートミールの食べ方ということにまります。次のような料理法があります。

 調理時間の短縮のために、押し燕麦やつぶし燕麦、その他のインスタントオートミールなどがあります。これらを使えば簡単にポリッジ(粥)が作れます。

 手軽ですが、伝統的な料理法に比べると味や食感はおよびません。