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〔無花果(いちじく)〕

落葉性果樹類とは 木苺属(きいちごぞく)とは
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無花果(いちじく)の写真 
(出典:Sa Wikipedije, slobodne enciklopedije) 
 無花果(いちじく)は、クワ科イチジク属の落葉高木で、「蓬莱柿」「南蛮柿」および「唐柿」などとも呼ばれる植物です。

 無花果は、小麦などよりも古く、紀元前3000年頃に既に栽培されていた果物で、人類最古の栽培植物ともいわれています。

 イチジクは無花果と書きますが、花がないわけではなく、果実の外から直接的には見えませんが、果実の中に小さな赤い粒々のような花をたくさんもっています。この無花果の花には独特な食感があります。



 他の果実同様、無花果には、果糖やブドウ糖などの糖分、たんぱく質、ビタミン類、カリウムなどのミネラル成分、食物繊維などが含有されています。

 糖分が多いので甘みがあり、生食されることが多いですが、ジャムやペースト、濃縮果汁としたり、無花果酢を生産することもあります。

 また、イランやトルコなどでは天日乾燥した果実を食したり、スープに入れたり、パンヤケーキに入れることが多いです。
 無花果の熟した果実は、無花果(ムカカ)と呼ばれ、乾燥した葉は、無花果葉(ムカカヨウ)と呼ばれる生薬として用いられます。

 干し果実は緩下剤となり、果肉の葉からとれる乳液は痔やイボに塗るなどして民間療法に使われます。

 カリウムが豊富ということで、高血圧予防効果や脳梗塞や心筋梗塞の予防効果が期待されています。また、含まれる食物繊維には便秘改善の効果が期待されます。

原産地・歴史 ◆〔無花果(いちじく)〕の原産地や歴史をご説明します。
無花果(いちじく)の原産地・歴史  無花果の原産地はアラビア南部で、紀元前3000年頃には既に栽培されていました。2006年6月にハーバード大学などによる研究チームが「サイエンス」誌で発表した論文では、無花果は小麦よりも古く人類最古の栽培植物ではないかといわれるほどです。

 これによると、約1万1400年前のヨルダン渓谷にある遺跡から、野生種ではない無花果の実が発掘されたとのことです。

 無花果は古代エジプトの壁画にもブドウとともに描かれています。

 アラビア半島原産の無花果はヨーロッパ、ペルシャ、中国を経て、日本には、1630年に薬用として中国から長崎へと渡来しました。その後、生産量の増加とともに食用に供されるようになりました。


主な栄養成分 ◆〔無花果(いちじく)〕の主な栄養成分についてご説明します。
無花果(いちじく)の主な栄養成分  無花果の果実には、果糖やブドウ糖、蛋白質、ビタミン類、カリウム、カルシウム、ペクチンなどが含まれていますが、特にカリウムの含有量が多いです。少量のクエン酸も含まれますが、糖分が豊富なので甘い味がします。

 水溶性食物繊維、可溶性食物繊維の両方が豊富に含まれています。


主な効能・効用 ◆〔無花果(いちじく)〕の主な効用・効能についてご説明します。
無花果(いちじく)の主な効用・効能  無花果の熟した果実は「無花果(ムカカ)」、無花果の葉を乾燥したものは「無花果葉(ムカカヨウ)」と呼ばれる生薬として用いられます。

 果実の干したものは緩下剤となり、果肉や葉からでる乳液はゴムに近い樹脂であり民間薬として用いられ、痔やイボに塗布したり、駆虫薬として服用されることもあります。

 無花果には比較的多くのカリウムが含まれるので、血圧を下げ、高血圧や動脈硬化の防止効果、脳梗塞予防、心筋梗塞予防が期待されます。また、ペクチンをはじめとする食物繊維も含まれるので便秘の改善に効果が期待されます。


風作用・注意点 ◆〔無花果(いちじく)〕の副作用や注意点についてご説明します。
無花果(いちじく)の副作用や注意点


料理のコツ ◆〔無花果(いちじく)〕の料理のコツをご説明します。
無花果(いちじく)の料理のコツ  日本では無花果はほとんど生食されますが、イランやトルコ、アメリカカリフォルニアなどでは、果実を天日乾燥してそのまま食したり、パンやケーキ、クレープ、ビスケットなどの菓子類に入れたり、スープやソースの材料として利用することがあります。

 無花果のジャムやペースト、濃縮果汁、パウダーなども生産されます。また、果実を原料にした無花果ワインや無花果酢も生産されます。