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〔梅(うめ)〕

落葉性果樹類とは 木苺属(きいちごぞく)とは
林檎(りんご) 梨(なし) 柿(かき) キウイフルーツ
花梨(かりん) 杏(あんず) 梅(うめ) 桜桃(さくらんぼ)
桃(もも) 李(すもも) プルーン 栗(くり)
胡桃(くるみ) 銀杏(ぎんなん) 団栗(どんぐり) 葡萄(ぶどう)
石榴(ざくろ) 棗(なつめ) ブルーベリー ブラックベリー
グミ 木通(あけび) 無花果(いちじく) エゾウコギ
イチョウ葉エキス 梅肉エキス

梅 
(出典:Wikipedia the free encyclopedia) 
 梅(ウメ)は、バラ科サクラ属の落葉高木で杏の近縁種です。梅の品種は300種以上もあるとされ、大きくは「野梅系」「紅梅系」「豊後系」の3系統があります。

 野梅系の梅の果実は小粒ですが、梅は杏と容易に交雑するので、改良型の豊後系の梅では果実は大きくなり、食用に利用されます。

 梅は、花を観賞用とするほか、果実を梅干や梅酒、梅のジャムなどの食用として利用しますが、梅の果実そのものは完熟しても甘味を生じることはありません。

 梅の重量の9割以上は水分ですが、それ以外にも炭水化物やたんぱく質、脂質などがあります。また、β-カロチンやビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2などのビタミン類が豊富です。

 カルシウムやカリウムなどのミネラルやクエン酸やリンゴ酸、コハク酸、酒石酸などの有機酸類も含まれています。

 梅の大部分は梅干しとして食されますが、消化吸収増加効果、疲労回復効果、解熱作用、抗菌・防腐作用などがあります。


原産地・歴史 ◆〔梅(うめ)〕の原産地や歴史をご説明します。
梅(うめ)の原産地・歴史

 梅の原産地は中国とされています。日本への伝来は、奈良時代の遣隋使、あるいは遣唐使が中国から持ち帰ったと考えられています。

 日本全国での梅の収穫量は、2008年の統計で約12万トンとされ、主な生産地は青森県、群馬県、福井県、長野県、奈良県、和歌山県、徳島県などとなっています。

 梅は、通常は「ウメ」以外の呼び名は使われませんが、別名として「好文木」「春告草」「木の花」「初名草」「香散見草」「風待草」および「匂草」などの呼び名があります。


主な栄養成分 ◆〔梅(うめ)〕の主な栄養成分についてご説明します。
梅(うめ)の主な栄養成分

 梅の主な栄養成分は、約90%の水分のほか、わずかな炭水化物、たんぱく質、脂質などですが、ビタミン類やミネラル類、有機酸類はとても豊富です。

梅の栄養成分
炭水化物 7.9g
たんぱく質 0.7g
脂質 0.5g
ビタミン類 梅のビタミン類は、β-カロチン、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2などです。
ミネラル類 梅のミネラル類は、カルシウム、カリウム、リンなどです。
有機酸類 梅の有機酸類は、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸などです。


主な効能・効用 ◆〔梅(うめ)〕の主な効用・効能についてご説明します。
梅(うめ)の主な効用・効能

 梅の果実は生のまま食べることはほとんどありませんが、梅干にして食べる場合には次のようないくつかの効能があるとされています。

梅干の効用・効能
消化吸収増進  梅干に含まれるクエン酸の酸味は唾液の分泌を促進するので、消化吸収によいです。また、梅干に含まれる有機酸類は、胃腸の活動を活発にし食欲を増進させるので、消化促進のほか、栄養分の吸収を高め、虚弱体質の改善などに効果が期待されます。

疲労回復  クエン酸には、消化吸収増進の作用のほか、糖の代謝を高め、乳酸の処理を高めて、だるさや筋肉疲労を解消させる作用があります。病人食におかゆと梅干の組み合わせが定番となっている所以です。梅干は、クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含むので健康食品としても販売されていいます。

解熱  試したことはありませんが、梅干を潰し、おでこに貼り付けると解熱効果があるといわれます。

抗菌・防腐  昔は「梅干弁当」といって、お弁当のご飯の真ん中に梅干1個を入れたものが定番の時代もありました。抗菌作用があるとされていましたが、アルミの弁当箱などは溶けて穴があいたものです。

 梅の効用として、疫痢、赤痢、急性胃腸カタル、虫垂炎、腸チフス、丹毒の解熱、肺結核などの抗菌作用などがあるとされてきました。


 梅干のほか、梅肉エキスや梅酢、梅酒などには特別な効能があるとされます。梅肉エキスは梅干の30倍の効能と10倍の抗菌性があるともいわれています。

 梅酒は、体を温め、冷え性や疲労回復、胃弱の人、不眠症の改善に良いとされます。

 燻蒸(くんじょう)して真っ黒になった梅の実を、漢方薬では「烏梅(うばい)」と呼び、健胃・整腸・駆虫・止血・強心作用があるとされます。


風作用・注意点 ◆〔梅(うめ)〕の副作用や注意点についてご説明します。
梅(うめ)の副作用や注意点


料理のコツ ◆〔梅(うめ)〕の料理のコツをご説明します。
梅(うめ)の料理のコツ

 梅の果実は、梅干し、梅酒、梅酢やジャムなどとして食用になります。また甘露梅やのし梅などの菓子や、梅肉煮などの料理にも用いられます。

 梅干の種の中身を「天神様」と呼ぶことがありますが、生の梅の種には青酸配糖体であるアミグダリンという有毒成分が含まれていて、胃腸内の酵素によって加水分解されると猛毒の青酸(シアン化水素)に転換され、青酸中毒を起こす危険があります。梅干にすれば消失するともいわれますが、食べない方が安全です。