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〔エゾウコギ〕

落葉性果樹類とは 木苺属(きいちごぞく)とは
林檎(りんご) 梨(なし) 柿(かき) キウイフルーツ
花梨(かりん) 杏(あんず) 梅(うめ) 桜桃(さくらんぼ)
桃(もも) 李(すもも) プルーン 栗(くり)
胡桃(くるみ) 銀杏(ぎんなん) 団栗(どんぐり) 葡萄(ぶどう)
石榴(ざくろ) 棗(なつめ) ブルーベリー ブラックベリー
グミ 木通(あけび) 無花果(いちじく) エゾウコギ
イチョウ葉エキス 梅肉エキス

エゾウコギ 
(出典:Wikipedia the free encyclopedia) 
 〔エゾウコギ〕は、厳寒の地に自生するウコギ科の落葉低木で、高麗人参や三七人参と同じウコギ科に属します。

 〔エゾウコギ〕は日本の北海道やロシアのアムール州、サハリン州、中国の黒竜江省、吉林省などに分布しています。

 この植物の名称は、北海道「蝦夷(えぞ)」で自生する「五加(うこぎ)」ということに由来しています。

 〔エゾウコギ〕は、別名で〔シベリアジンセン〕〔シベリア人参〕などとも呼ばれています。


 エゾウコギの根や茎には、タンニン類やリグナン類、クマリン類、フェノール類などの豊富な配糖体が含まれています。

 リグナン類のエテウテロシドEには、脳内モルヒネともいわれるβ-エンドルフィンという物質の分泌促進作用があるとされ、苦痛や疲労を和らげ、ストレスを緩和する作用もあるとされます。
 含有される配糖体には、抗酸化作用があり、体内での脂質の過酸化を抑制して代謝させる効能があり、病気予防やアンチエイジングに効果が期待されます。

 尚、エゾウコギには多少の副作用もあるため、妊婦や高血圧患者、がん患者などは服用しない方がよいです。

原産地・歴史 ◆〔エゾウコギ〕の原産地や歴史をご説明します。。
エゾウコギの原産地

 エゾウコギは、北海道やサハリン、千島、朝鮮半島、中国北部、シベリアに分布する高麗人参や伝七人参と同種のウコギ科に属する落葉低木です。

 エゾウコギという名称は、蝦夷地にできる五加(うこぎ)に由来するとされます。別名として「シベリアジンセン」「シベリア人参」などとも呼ばれています。中国名は「刺五加」、ロシア名は「エレウテロコック」です。

エゾウコギ研究の歴史

 この植物の薬用部分は根皮であり、中国伝統医学で使用する「中薬」では「五加皮」として、2000年以上の歴史があります。五加皮には、北五加皮、南五加皮と刺五加皮の三種があります。

 蝦夷地アイヌ民族は古来より民間薬としてエゾウコギを用いてきましたが、蝦夷を征服し開拓を始めた和人たちは、この植物の価値に気づかず、毛嫌いしたということです。

 江戸時代に入り、米沢藩の上杉鷹山は、エゾウコギに着目して各民家で栽培するように奨励したとされています。エゾウコギの新芽や葉を食材とすることで食料飢饉の困難を乗り切ったともいわれます。

 1960年代、当時のソ連科学アカデミーは、エゾウコギを薬用植物として研究を開始しました。ソ連内では、1962年に強壮剤として使用を承認し、1964年にはエキス剤が生産されるようになりました。

 その後、1980年代のモスクワオリンピックでは、ソ連選手はこのエキスを体力増強に用いたとされています。


主な栄養成分 ◆〔エゾウコギ〕の主な栄養成分についてご説明します。
エゾウコギの主な栄養成分

 エゾウコギの根や茎などには、身体の活力を高める、豊富な配糖体が含まれています。主な活性成分は「タンニン類」「リグナン類」「クマリン類」および「フェノール類」です。

 リグナン類のエテウテロシドEには、β-エンドルフィンの分泌を促進する作用があります。このβ-エンドルフィンという物質は、生体自らが分泌する脳内モルヒネであり、苦痛を和らげる作用をもつ生体防御物質です。苦痛や疲労を和らげ、ストレスを受け難くします。免疫力も向上し、身体防御機能を高めて病気に罹り難くする効果が期待されています。


主な効能・効用 ◆〔エゾウコギ〕の主な効用・効能についてご説明します。
エゾウコギの主な効用・効能

 エゾウコギには、強壮・強精作用があるとされ、疲労回復に効果があるといわれ、単純ヘルペス感染の頻度を低下すること、症状を軽減することなども示唆されています。

 エゾウコギには、滋養強壮や抗ストレス作用があるので、スタミナ不足の人や体力減退が気になる中高年の人、スポーツ愛好家、ストレスを感じやすい人などに人気が高くなっています。

 エゾウコギの経口摂取により、単純ヘルペス感染の頻度を低下させ、症状を軽減させるとの報告があります。

エゾウコギの活性成分
タンニン類 クロロゲン酸  根皮にはタンニン、ビタミンAなどが含まれています。
 過酸化脂肪抑制作用・抗がん作用・肝機能改善作用・胃液分泌促進作用

リグナン類 エテウテロシドE  β-エンドルフィンの分泌を促進する作用

 抗腫瘍作用・抗アレルギー作用・抗菌作用
 学習向上・集中力向上・記憶力回復・性機能改善・降圧作用
クマリン類 イソフラキシジン
エテウテロシドB1
 鎮静作用
 血管拡張作用・抗けいれん作用

フェノール類 エテウテロシドB  抗ストレス作用・性行動減退防止作用・疲労回復



風作用・注意点 ◆〔エゾウコギ〕の副作用や注意点についてご説明します。
エゾウコギの副作用や注意点

 エゾウコギは、健康食品として常用され、特に大きな副作用は少ないとされています。特に、短期間に限って適切な量を経口摂取するのであれば、安全性は大丈夫との報告があります。

 しかし、副作用がまったくないわけではなく、軽い眠気、不安、いらつき、憂うつ、乳腺痛が起こることがあります。長期摂取すると、坐骨神経などの興奮を起こし、筋痙攣が起こるかも知れません。

 エゾウコギの作用については、未解明の部分も多いので、次のような疾患や症状のある人は使用しない方が安全です。

エゾウコギの使用を控えた方がよい人
妊婦など  妊娠中や授乳中の女性は、十分な安全性情報がないので使用は避けなければなりません。

高血圧患者  血圧180/90mmHg以上の高血圧の患者には禁忌です。

女性がん患者  女性ホルモンのエストロゲン様作用があるので、乳がん・子宮がん・卵巣がん・子宮内膜症・子宮筋腫の患者は摂取してはいけません。

糖尿病患者  糖尿病治療として、糖尿病薬や血糖値を低下させる作用のあるハーブ類を摂取している人がエゾウコギを摂取すると、血糖値が下がりすぎる可能性があります。

鎮痛薬との併用  鎮痛作用のあるハーブや医薬品と併用すると、その効果と副作用を増強させるかも知れません。バルビツール系薬剤と併用すると、その代謝を遅らせ、鎮痛作用を強める可能性があります。

その他  その他の注意点として、アルコールとの同時摂取や、カナマイシンとの併用などをすると何らかの副作用が起こるかも知れません。

 少なくとも、重篤な高血圧症や発熱中などでの使用は控える方がよいです。



料理のコツ ◆〔エゾウコギ〕の料理のコツをご説明します。
エゾウコギの料理のコツ

 エゾウコギの料理というようなものはないようです。エゾウコギの主な利用法は、根皮を煎じて服用したり、根皮をホワイトリカーに漬け込んで食べたりします。

 直接的に、根または根茎も食されます。