〔杏(あんず)〕 |
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杏(アンズ)は、バラ科サクラ属の落葉性小高木で、その果実を指します。 杏は、アーモンドやウメ、スモモの近縁種であり、「アプリコット(apricot)」や「唐桃(カラモモ)」と呼ばれることもあります。 杏の果肉は、完熟すると甘味を生じ、種と果肉が離れる「離核性」があります。 |
杏の果肉は、生食のほか、ジャムやシロップ漬け、干し杏、ワインなどに加工して食されます。 杏には、β-カロチンやカリウムなどの他、リンゴ酸やクエン酸の栄養成分が含まれています。β-カロチンは、老化防止、アンチエイジングの効果があり、カリウムには、高血圧予防や動脈硬化に効果があります。 また、杏の種子の中にある核の中身は生薬として「杏仁(きょうにん)」と呼ばれ、喘息や風邪予防、鎮咳、去痰などの漢方処方に用いられています。 |
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