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〔杏(あんず)〕

落葉性果樹類とは 木苺属(きいちごぞく)とは
林檎(りんご) 梨(なし) 柿(かき) キウイフルーツ
花梨(かりん) 杏(あんず) 梅(うめ) 桜桃(さくらんぼ)
桃(もも) 李(すもも) プルーン 栗(くり)
胡桃(くるみ) 銀杏(ぎんなん) 団栗(どんぐり) 葡萄(ぶどう)
石榴(ざくろ) 棗(なつめ) ブルーベリー ブラックベリー
グミ 木通(あけび) 無花果(いちじく) エゾウコギ
イチョウ葉エキス 梅肉エキス

杏 
(出典:Wikipedia the free encyclopedia) 
 杏(アンズ)は、バラ科サクラ属の落葉性小高木で、その果実を指します。

 杏は、アーモンドやウメ、スモモの近縁種であり、「アプリコット(apricot)」や「唐桃(カラモモ)」と呼ばれることもあります。

 杏の果肉は、完熟すると甘味を生じ、種と果肉が離れる「離核性」があります。

 杏の果肉は、生食のほか、ジャムやシロップ漬け、干し杏、ワインなどに加工して食されます。

 杏には、β-カロチンやカリウムなどの他、リンゴ酸やクエン酸の栄養成分が含まれています。β-カロチンは、老化防止、アンチエイジングの効果があり、カリウムには、高血圧予防や動脈硬化に効果があります。

 また、杏の種子の中にある核の中身は生薬として「杏仁(きょうにん)」と呼ばれ、喘息や風邪予防、鎮咳、去痰などの漢方処方に用いられています。


原産地・歴史 ◆〔杏(あんず)〕の原産地や歴史をご説明します。
杏(あんず)の原産地・歴史

 杏(アンズ)は中国原産で、日本には奈良時代に渡来しました。漢名の「杏子」の唐音から「あんず」と読むようになったとされています。

 万葉集に「杏人」という原文表記があり、この読み方は「カラモモ」「カラヒト」あるいは「モモサネ」などとされていますが、明確ではありません。古今集では仮名書きでカラモモとなっています。

 「神仙伝」という古文書に「杏林(きょうりん)」の故事というのがあって、杏について次のような説明があるそうです。

 「昔、中国の呉という国に董奉(とうほう)なる仁医がいて、貧乏人からは治療代金をとらず、かわりに症状の軽い患者には杏を一株、重病者には杏を五株植えさせたという。数年すると、その家のまわりには杏の林ができた。それ以来、「杏林」は医者の尊称となったという。」

 日本で杏の果実が食べられるようになったのは、明治時代以降のことで、本格的栽培が行われるようになるのは、大正時代になってヨーロッパ品種が導入されてからのことです。


主な栄養成分 ◆〔杏(あんず)〕の主な栄養成分についてご説明します。
杏(あんず)の主な栄養成分

 杏の可食部の主な栄養成分は、β-カロチンやカリウムなどです。リンゴ酸やクエン酸も含まれます。成熟した杏の種子の核の中にある中身は「杏仁(キョウニンまたはアンニン)」と呼ばれ、青酸配糖体や脂肪油、ステロイド、β-カロチンが豊富です。未成熟な種子や果実には青酸配糖体の一種アミグダリンが含まれます。


主な効能・効用 ◆〔杏(あんず)〕の主な効用・効能についてご説明します。
杏(あんず)の主な効用・効能

 杏の果実の豊富に含まれるβ-カロチンは、体内でビタミンAとして作用し、老化防止、アンチエイジングの効果があります。抗酸化作用により脳卒中や心筋梗塞にも効果があるとされます。

 カリウムは、高血圧予防や動脈硬化に効果が期待されます。リンゴ酸やクエン酸は疲労回復に効果があり、血行をよくするので冷え性にもよいです。

 杏の種子の中身は生薬として日本薬局方に収録され、「キョウニン(杏仁)」と呼ばれ、喘息、風邪の予防、鎮咳、去痰、嘔吐に用いるほか、麻黄湯、麻杏甘石湯、杏蘇散などの漢方処方に用いられています。喘息などに効くのは、杏仁に含まれる成分のアミグダリンによるとされます。

 このアミグダリンは、青酸配糖体の一種で毒性がありますから、未成熟な果実や杏の種の中身を勝手に食べるのは危険です。


風作用・注意点 ◆〔杏(あんず)〕の副作用や注意点についてご説明します。
杏(あんず)の副作用や注意点


料理のコツ ◆〔杏(あんず)〕の料理のコツをご説明します。
杏(あんず)の料理のコツ

 杏は生食にもされますが、酸味が強いのでジャムや乾果物、洋菓子、果実酒などに加工しても利用されます。

 杏を購入するときは、ふっくらと丸くて果皮に張りのある実の締まっているものを選びましょう。熟しているものは芳香があります。