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栄養成分

〔その他のミネラル〕


 ミネラルの種類は非常に多く100種類以上もあります。

 特に、ヒトが生存するために必要不可欠な必須ミネラルは、7種類の〔多量ミネラル〕と9種類の〔微量ミネラル〕とされています。

 これら必須ミネラル以外にも体内には多くのミネラルが存在し、極微量ではあっても重要な作用をしています。

 体内には極微量しか存在しない、必須ミネラル以外のミネラルについては、その役割の解明が完全ではないものも多いです。


 しかし、基本的にそれらのミネラルについても、ミネラルが欠乏すれば〔ミネラル欠乏症〕が、あまり過剰に摂取すれば〔ミネラル過剰症〕が起こります。

 ここでは、これらのミネラルの内で注目される、珪素やゲルマニウム、ニッケル、バナジウム、およびフッ素について解説しています。


必須ミネラル以外のミネラルの例
元素名 化学記号 特徴
珪素 Si

 若い皮膚の状態を保ち、体内でコラーゲンを生成する。

ゲルマニウム Ge

 有機ゲルマニウムにはデトックス作用があるとされるが確かではない。

ニッケル Ni

 ビタミンB6と共に核酸やたんぱく質の代謝を補助する。

バナジウム V

 体内でインスリン類似の働きがあり糖尿病予防の効果がある。

フッ素 F

 フッ化カルシウムとして歯や骨を覆い虫歯を予防し、骨を丈夫にする。


その他のミネラルの説明 ◆〔必須ミネラル以外のミネラル〕の種類についてご説明します。
珪素

 珪素は、腱やコラーゲン、血液、皮膚、髪や爪などの結合組織を丈夫にし、コレステロールを下げる働きをします。

ケイ素が不足すると、動脈硬化・腱や血管の結合組織が弱くなるといわれています。

ゲルマニウム

 ゲルマニウムは、非常に希少性の高いレアメタルのひとつで、特殊な電気的性質である半導体の性質を示す元素です。ゲルマニウムに電気を通したり、32度C以上の熱や光をあてると、100ミクロンほどの遠赤外線を発生するとされています。

、インターフェロンと呼ばれる物質の産生を促進してウイルスの増殖を抑制する作用、抗腫瘍作用などがあるとされています。

 一般に、ゲルマニウムを多く含む食品には、ししゃもなどの魚類やヒジキ、サルノコシカケなどがあります。

ニッケル

 ニッケルは、ビタミンB6と共に核酸やたんぱく質の代謝を助け、いろいろな酵素を活性化させ細胞分裂を促進する作用があります。ニッケルは、尿素の分解を促進する酵素に含まれています。

 日本人成人の1日あたりの栄養所要量(推奨量)は、100マイクログラムです。

 ニッケルを多く含む食品には、ココナツ、青海苔、抹茶、小豆、カシューナッツ、きび、はとむぎなどがあります。

 動物実験によると、ニッケル欠乏で、血糖値の低下や血中カルシウム・鉄・亜鉛の減少が起こるとされています。

バナジウム

 バナジウムは、体内でインシュリン類似の作用があり、糖尿病治療に有効とされています。体内から有害物質や毒素、老廃物を排出する作用もあり、コレステロール値を下げたり、血圧を下げるなどの効果も期待されています。

 バナジウムを多く含む食品には、干しひじき、味付け海苔、焼き海苔、あさり、ウニ、ホタテなどがあります。最近では、バナジウムを多く含むミネラルウオーターも発売されています。

フッ素

 フッ素は、体内ではほとんど骨や歯にふくまれています。フッ素の供給源は主に飲料水からとなっているが、お茶や海の魚からも摂取されます。  フッ素が欠乏すると、骨粗鬆症などの原因になるとの説もあるが定かではない。また、フッ素の過剰摂取が長期間続くと、歯に斑点状外観の異常がでたり、骨に異常がでることがあります。  フッ素を多く含む食品は、飲料水、お茶、海の魚などです。