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栄養成分

〔クロム〕


　クロム、特に3価クロムは、糖質や脂質の代謝を促進する働きがあり、インスリンの作用をよくしたり、血中のコレステロールを減らす作用をします。

　このため、クロムには、糖尿病を予防したり、動脈硬化や高血圧を防止する働きがあります。

　クロムを多く含む食品は、野菜・穀類・海産物・肉・魚などです。

　加齢により体内のクロムの量は減っていく傾向があるので、このような食品の摂取がひつようとなります。



ミネラルとは

多量ミネラル
微量ミネラル
その他のミネラル
食事摂取基準（ミネラル）

硫黄 塩素
カリウム カルシウム
ナトリウム マグネシウム
リン 亜鉛
クロム コバルト
セレン 鉄
銅 マンガン
モリブデン ヨウ素
珪素 ゲルマニウム
ニッケル バナジウム
フッ素

栄養成分の体内存在場所 ◆〔クロム〕は体内ではどこに、どのような形で存在するかご説明します。
クロムの体内での存在場所


主な機能・効能・効用 ◆〔クロム〕の主な機能・効用・効能についてご説明します。
クロムの主な効用・効能

　クロムの主な効用・効能には次のようなものがあります。

・糖尿病を予防する。
・高血圧を予防する。

栄養所要量 ◆〔クロム〕の栄養所要量についてご説明します。
クロムの栄養所要量

　厚生労働省発表の2010年版〔日本人の食事摂取基準〕で、微量ミネラルのひとつであるクロムについての摂取基準は次のように規定されています。

・身体活動レベルⅡの推定エネルギー必要量を用いて算定した。

クロムの食事摂取基準〔μｇ/日〕
年齢（歳） 男性 女性
推定平均必要量 推奨量 目安量 耐容上限量 推定平均必要量 推奨量 目安量 耐容上限量
0～5月 - - 0.8 - - - 0.8 -
6～11月 - - 1.0 - - - 1.0 -
1～2 - - - - - - - -
3～5 - - - - - - - -
6～7 - - - - - - - -
8～9 - - - - - - - -
10～11 - - - - - - - -
12～14 - - - - - - - -
15～17 - - - - - - - -
18～29 35 40 - - 25 30 - -
30～49 35 40 - - 25 30 - -
50～69 30 40 - - 25 30 - -
70以上 30 35 - - 20 25 - -
妊婦 付加量 - - - -
授乳婦 付加量 - - - -


欠乏症 ◆〔クロム〕の欠乏症についてご説明します。
クロムの欠乏症・過剰症

・
・
・

過剰症 ◆〔クロム〕の過剰症についてご説明します。
クロムの過剰症


食品・食材・サプリ ◆〔クロム〕を多く含む食品や食材、サプリメントについてご説明します。
クロムを含む食品・食材・サプリメント

　クロムを多く含む食品、食材には次のようなものがあります。

・魚介類：ひじき、あさり
・肉類：レバー
・豆類：大豆、小豆