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栄養成分

〔セレン〕


 セレンは強い抗酸化力を持ち、がんの予防効果を持ちます。

 特に、ビタミンEと同時に摂取するとこの作用はより強くなり体内組織の老化を遅らせます。

 また、体内で体に有毒な水銀やカドミウムなどと結合し排出されるので、有毒物質から体を守ります。

 男性の体内では、セレンの半分は、睾丸と前立腺に繋がる精管に集中して存在し、精液に入り最終的に体外に排出されます。


 セレンの欠乏は通常の食事では起こりません。逆にセレンは摂りすぎると中毒症状が起こります。

 セレンを多く含む食品は、わかさぎ・いわし・かれい・ホタテ・牛乳・リンゴ酢・ネギ・ビール・カキ・たら・牛肉・玄米などです。


栄養成分の体内存在場所 ◆〔セレン〕は体内ではどこに、どのような形で存在するかご説明します。
セレンの体内での存在場所


主な機能・効能・効用 ◆〔セレン〕の主な機能・効用・効能についてご説明します。
セレンの主な効用・効能

 セレンの主な効用・効能には次のようなものがあります。

・強力な抗酸化作用で体の老化を防ぐ。
・抗がん作用をもつ。


栄養所要量 ◆〔セレン〕の栄養所要量についてご説明します。
セレンの栄養所要量

 厚生労働省発表の2010年版〔日本人の食事摂取基準〕で、微量ミネラルのひとつであるセレンについての摂取基準は次のように規定されています。

セレンの食事摂取基準〔μg/日〕
年齢(歳) 男性 女性
推定平均必要量 推奨量 目安量 耐容上限量 推定平均必要量 推奨量 目安量 耐容上限量
0~5月 - - 15 - - - 15 -
6~11月 - - 15 - - - 15 -
1~2 10 10 - 50 10 10 - 50
3~5 10 15 - 70 10 15 - 70
6~7 15 15 - 100 15 15 - 100
8~9 15 20 - 120 15 20 - 120
10~11 20 25 - 160 20 20 - 150
12~14 25 30 - 210 20 25 - 200
15~17 25 35 - 260 20 25 - 220
18~29 25 30 - 280 20 25 - 220
30~49 25 30 - 300 20 25 - 230
50~69 25 30 - 280 20 25 - 230
70以上 25 30 - 260 20 25 - 210
妊婦 付加量 +5 +5 - -
授乳婦 付加量 +15 +20 - -


欠乏症 ◆〔セレン〕の欠乏症についてご説明します。
セレンの欠乏症・過剰症


過剰症 ◆〔セレン〕の過剰症についてご説明します。
セレンの過剰症


食品・食材・サプリ ◆〔セレン〕を多く含む食品や食材、サプリメントについてご説明します。
セレンを含む食品・食材・サプリメント

 セレンを多く含む食品、食材には次のようなものがあります。

・魚介類:わかさぎ、イワシ、ホタテ
・野菜類:ねぎ