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栄養成分

〔鉄〕


 鉄は生命維持に必要不可欠でその大部分は、血液との関係が深く、赤血球のヘモグロビンの主成分です。

 筋肉のミオグロビン、肝臓のフィリチンにも含まれるほか、細胞内で酸化に働くチトロームなどの酵素の成分にもなっています。

 体内の鉄の量は体全体で3~4g程度の微量です。

 動物性食品から鉄を摂ろうとすると、体内への吸収率は15~20%あります。


 しかし、海藻類や野菜などの植物性食品から摂取しようとすると吸収率は2~3%しかありませんが、ビタミンCや蛋白質と同時に摂ると吸収率がよくなります。

 鉄が欠乏すると、鉄欠乏性貧血になることがあります。

 鉄を多く含む食品は、レバー・肉・卵・ひじき・あさり・マグロの赤身・プルーン・レーズン・葉菜類・ゴマ・焼きのりなどです。


栄養成分の体内存在場所 ◆〔鉄〕は体内ではどこに、どのような形で存在するかご説明します。
鉄の体内での存在場所


主な機能・効能・効用 ◆〔鉄〕の主な機能・効用・効能についてご説明します。
鉄の主な効用・効能

 鉄の主な効用・効能には次のようなものがあります。

・造血作用を持つ。
・成長を促進する。
・全身の機能を高める。


栄養所要量 ◆〔鉄〕の栄養所要量についてご説明します。
鉄の栄養所要量

 厚生労働省発表の2010年版〔日本人の食事摂取基準〕で、微量ミネラルのひとつである鉄についての摂取基準は次のように規定されています。

・女性の鉄については、月経のある場合とない場合を区別した。()内の数値は月経のある場合です。
・過多月経(月経出血量が80mL/回以上)を除外して算定した。
・妊婦、授乳婦では耐容上限量が表示されていませんが、耐容上限量がないわけではありません。通常時の耐容上限量を参考にしての摂取が重要です。

鉄の食事摂取基準〔mg/日〕
年齢(歳) 男性 女性
推定平均必要量 推奨量 目安量 耐容上限量 推定平均必要量 推奨量 目安量 耐容上限量
0~5月 - - 0.5 - - - 0.5 -
6~11月 3.5 5.0 - - 3.5 4.5 - -
1~2 3.0 4.0 - 25 3.0 4.5 - 20
3~5 4.0 5.5 - 25 4.0 5.5 - 25
6~7 4.5 6.5 - 30 4.5 6.5 - 30
8~9 6.0 8.5 - 35 5.5 8.0 - 35
10~11 7.0 10.0 - 35 6.5(9.5) 9.5(13.5) - 35
12~14 8.0 11.0 - 50 7.0(10.0) 10.0(14.0) - 45
15~17 8.0 9.5 - 45 5.5(8.5) 7.0(10.5) - 40
18~29 6.0 7.0 - 50 5.0(8.5) 6.0(10.5) - 40
30~49 6.5 7.5 - 55 5.5(9.0) 6.5(11.0) - 40
50~69 6.0 7.5 - 50 5.5(9.0) 6.5(11.0) - 45
70以上 6.0 7.0 - 50 5.0 6.0 - 40
妊婦 付加量 初期
中期・末期
+2.0(+12.5) +2.5(+15.0) - -
授乳婦 付加量 +2.0 +2.5 - -


欠乏症 ◆〔鉄〕の欠乏症についてご説明します。
鉄の欠乏症・過剰症


過剰症 ◆〔鉄〕の過剰症についてご説明します。
鉄の過剰症


食品・食材・サプリ ◆〔鉄〕を多く含む食品や食材、サプリメントについてご説明します。
鉄を含む食品・食材・サプリメント

 鉄を多く含む食品、食材には次のようなものがあります。

・魚介類:サンマ、カツオ、赤貝、あさり、ハマグリ、イイダコ
・海藻類:ひじき、岩のり、
・肉類:豚レバー、牛レバー、鶏レバー、牛もも
・野菜類:菜の花、小松菜、サラダ菜、切干大根
・豆類・豆製品:大豆、いんげん、がんもどき、油揚げ、納豆